8月17日まで開放中　夏休みは「神田川親水テラス」へ

新宿区(区長：中山弘子)は、8月17日（日）まで、普段は入ることのできない神田川の一部と「神田川親水テラス」を開放している。

区の外周を取り巻く神田川は、新宿の水と緑の骨格であるとともに、歴史と文化を伝える大切な水辺空間。河川の整備や水質改善が進められた結果、平成4年にはアユの遡上が確認されるほどきれいな川になった。今年も6月に生き物実態調査を行い、アユやウキゴリなど4種の生息を確認している。

高い護岸があり近付くことができなかった神田川をより身近に感じてもらおうと、平成22年から始めた「神田川親水テラス」の開放。5回目の今年も日差しが強く照りつける中、涼を求めて訪れた子どもたちや親子連れでにぎわいをみせている。
子どもたちは、場所によって深さや流れの速さの違う川に触れて大はしゃぎ。網を手に川の中のエビや虫を捕まえたり、水草や川底の石を観察したりと、思い思いに楽しんでいた。
訪れていた子どもたちは、「昨日も来て楽しかったので、友達を誘って今日も来ました。生き物を捕まえるのが面白くて、夏休みの自由研究に生かしたいと思っています」と話してくれた。

7月27日（日）には、昭和30年代まで神田川で行われていた染め物の水洗いの工程「水元」を実演するほか、親水テラスのそばの戸塚地域センター（高田馬場2-18-1）では、染め物の展示や染色体験も実施する。
また、8月19日（火）～22日（金）には、小学生を対象に「神田川を学べる講座」を開催。神田川の水や生き物に触れることができる。

■「神田川親水テラス」と周辺河床の開放
8月17日(日)までの午前10時～午後3時（予約不要。雨天中止）
※神田川親水テラス(高田馬場2-18-1、戸塚地域センターそば)と周辺河床(JR線高架下～神高橋の約50ｍの区域)を開放
■染色イベント「水元」の実演
7月27日(日) （予約不要。雨天中止）
・水元の実演…午前11時30分から、午後2時から
・染め物の展示…午前10時～午後3時　　・染色体験…午前10時30分から、午後1時から
■神田川を学べる講座　　※会場／神田川ふれあいコーナー(戸塚地域センター3階)
・8月19日(火)…川の水を調べよう　　・20日(水)…川の底の生き物を調べよう
・21日(木)…川の水草を調べよう　　　・22日(金) …魚の体の仕組みを調べよう(魚の解剖)
　【申込み】往復はがきに講座名・住所・氏名・学年・電話番号を記入し、8月8日（必着）までにみどり公園課みどりの係（〒160-8484歌舞伎町1-4-1、本庁舎7階）へ。