おとめ山公園の拡張区域で小学生が芝張り
今秋「区民ふれあいの森」として全面開園

最終更新日:2014年6月25日

写真:丁寧に芝張りに挑戦
写真:芝張りを体験する1年生
写真:1人5枚の芝を張った6年生
写真:緑豊かな芝生の広場に
散策や遊びを通して区民の皆さんが自然と触れ合える「区民ふれあいの森」として、新宿区(区長:中山弘子)が拡張整備を進めている区立おとめ山公園(下落合2-10)で、今日25日、落合第四小学校(下落合2-9-34)の全児童が芝張りに挑戦した。

この公園は、かつて徳川将軍家の鷹狩り場で、立ち入り禁止の「御留山」だった場所。大正期には相馬子爵邸の庭園として整備された。昭和44年に「新宿区立おとめ山公園」となり、自然豊かな区民の憩いの場として親しまれている。
区が公園の隣接地を購入して平成24年度から拡張整備を開始し、昨年4月に一部の区域が開園したほか、今秋の全面開園に向けて整備を進めている。

公園の西側に隣接する落合第四小学校の子どもたちにとって、おとめ山公園は身近に自然を感じられる絶好の遊び場。
総合的な学習の時間でも「おとめ山公園の魅力」をテーマに活動し、おとめ山の歴史を学んだり、環境保全を呼び掛けるポスターを制作したりしている。また、園内の湧水を利用してホタルを育てている地域の皆さんと協力し、ホタルの飼育にも取り組んでいる。

今日は、かつてこの地にあった「谷戸(やと)地形」や武蔵野の豊かな雑木林の再生を目指すBゾーン(約5,000m2)で芝張りを実施。約2,200m2に芝を張る予定で、子どもたちはこのうち約150m2の作業を担当した。
「この公園が大好き」と話す子どもたちは、1枚35cm×25cmの芝を丁寧に張り、「芝生でゴロゴロしたら気持ちよさそう」「早くボール遊びをしたい」と公園の完成を心待ちにしていた。

同園の拡張整備では、地域の防災拠点としても活用するAゾーン(約4,300m2)の整備も進めていて、今年10月末には完成し、総面積が約27,500m2の区立公園として全面開園する。地域の皆さんに愛されるおとめ山公園に、みどり豊かな落合斜面緑地が復活し、子どもから高齢者まで誰もが楽しむことができる新たな森が誕生する。

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新宿区 みどり土木部-みどり公園課
公園計画係 電話03-5273-3915