「歌舞伎町アートプロジェクト」が始動
多彩なアートで歌舞伎町を明るく楽しく演出

最終更新日:2014年4月1日

写真:花道通りのトランスボックス
写真:花道通りのトランスボックス
写真:シネシティ広場「しんじゅく大行進」
写真:新宿東宝ビル建設現場のトリックアート
現在、旧新宿コマ劇場・新宿東宝会館跡地や旧トーアファーストビル跡地で、大規模な民間開発が進んでいる歌舞伎町。新宿区(区長:中山弘子)では、歌舞伎町を誰もが安心して楽しめるまちにする「歌舞伎町ルネッサンス」を推進し、官民が一体となって新たな文化の創造・発信と賑わいづくりに取り組んでいる。
この取り組みの一環として、歌舞伎町のまちをアート作品の発表の場として活用し、さまざまなアートでまちを明るく楽しく演出する「歌舞伎町アートプロジェクト」が始動した。まち全体がキャンバスとなった歌舞伎町には、個性あふれるアート作品が次々と出現している。

3月下旬には、花道通りに設置されているトランスボックスに、富士山をテーマに色鮮やかに描かれた5つの作品が登場。さまざまなジャンルの5名のアーティストが、日本のシンボル「富士山」を独創的に表現し、快適な歩行空間を演出するとともに、日本の魅力を外国人観光客にもPRしている。

また、歌舞伎町シネシティ広場の資材置き場の仮囲いは、1月下旬、版画家の蟹江杏さんの作品で装飾。「しんじゅく大行進」と名付けられた作品には、クジラやキリン、ゾウなどたくさんの動物たちが行進する様子が描かれ、明るく楽しい空間を創出している。

さらに、新宿東宝ビル建設現場(新宿コマ劇場跡地)の仮囲いには、トリックアート「JagzZ TrickArT」を3月中旬から展示。歌舞伎町一番街のアーチも描かれた作品は、見るだけでなく、触ったり一緒に写真を撮ったりしながら、不思議な世界を楽しむことができる。

今回登場したアート作品は、歌舞伎町のまちに賑わいと活力を生み出すとともに、落書きを防止して環境美化やまちの安全・安心につなげる役割も期待されている。
歌舞伎町アートプロジェクトは、夏の一大アートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ」とも連携し、アート作品を増やしていく予定で、「誰もが安心して楽しめるエンターテイメントシティ歌舞伎町」の実現に向けて、アートの力で歌舞伎町の多彩な魅力を発信していく。

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