防災とボランティア週間講演会を開催
首都直下地震に対して学ぶべき教訓と今すべきこと

最終更新日:2014年1月18日

写真:講演する目黒教授
写真:被災写真のパネル展示に見入る来場者
写真:開会のあいさつをする中山区長
平成17年の阪神・淡路大震災を契機に設けられた1月15日~21日の「防災とボランティア週間」に合わせ、新宿区(区長:中山弘子)は、首都直下地震に備えた防災対策を考える講演会を、今日18日(土)、四谷区民ホール(内藤町87)で開催した。

東日本大震災から1,000日が経過し、被災地では復興と再生への取り組みが進む中、首都直下地震や南海トラフ巨大地震発生の切迫性が指摘され、東京でもマグニチュード7クラスの地震がいつ起きてもおかしくないといわれている。
今日の講演会は、災害時のボランティア活動、自主的な防災活動への認識を深めるとともに、災害への備えを充実・強化することを目的に開催。会場は400名もの来場者で満席となった。

開会に当たり中山区長は、「一人一人が防災意識を高く持ち、事前の対策に努めることが大切。防災・減災対策について、あらためて考える機会になれば」とあいさつした。
続いて、都市震災軽減工学の第一人者である東京大学生産技術研究所の目黒公郎教授が、近い将来、東京で起こりうる大地震に備えて、学ぶべき本当の教訓と今すべき防災対策について講演。目黒教授は、阪神・淡路大震災や東日本大震災を例にあげ、「まず建物の耐震補強が重要。その上で、自分や家族を守る行動を考え、地域で話し合っていく必要がある」とメッセージを送った。

会場では、自宅でできる防災対策などを紹介するパネルや、非常食・保存水・家具転倒防止器具など区があっせんしている防災用品を展示。幅広い年齢の方が訪れ、防災対策への理解を深めていた。

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