歌舞伎町の稲荷鬼王神社で「昭和の時代展」

最終更新日:2013年10月17日

二次元コードを撮影する来場者
境内の様子
新宿プレイマップ
新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)で「昭和の時代展」が開催されている。

この展示は、宮司の大久保直倫さんが地域の方から写真や雑誌等の寄贈を受けて、歌舞伎町や神社周辺の歴史を知ってもらおうと毎年実施しているもの。戦前から高度経済成長期に出版された雑誌や広告、昭和30年代の歌舞伎町近辺の住宅地図や航空写真、昭和20年代~50年代の新宿区内の写真などを展示し、今回で9回目の開催になる。

今回は、新宿のお店や映画・演劇の情報、小説などを掲載し、昭和44年(1969年)~47年(1972年)に毎月刊行された新宿のタウン誌「新宿プレイマップ」を紹介。神社が所蔵する31冊から、表紙や当時の生活や流行が分かる記事等を展示している。また、NPO法人コミュニティアート・ふなばしと連携し、現代アーティストの門脇篤さんが「新宿プレイマップ」が刊行された当時の映像や写真を、二次元コードを使ってネット配信する空間アートも展開している。
このほか、今年で没後50年になるプロレスラー・力道山を紹介。雑誌の表紙や記事など、昭和30年代当時の人気ぶりが伺える資料を展示している。

宮司の大久保さんは、「当時の新宿を知る人には懐かしく、知らない人にも新宿の文化の広がりを感じて新たな発見につながれば」と話している。
展示は10月20日(日)まで。見学自由。

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稲荷鬼王神社 電話03-3200-2904