客引き行為等の規制を強化する条例を施行
新宿区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例をPR

最終更新日:2013年8月30日

写真:参加者全員で客引き撲滅をPR
写真:パレードで客引き撲滅をPR
写真:歌舞伎町をパレード
写真:客引き撲滅をPRするうちわを配布
新宿区(区長:中山弘子)は9 月1日の「新宿区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例」の施行に合わせ、今日30日、区内4警察署と合同で客引き撲滅キャンペーンを実施した。

この条例は、区民や新宿を訪れる方が安全に安心してまちを楽しんでいただけるよう、客引き行為等の規制を強化するために制定したもの。
執拗な客引き行為や勧誘(スカウト)行為等は、風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)や東京都の迷惑防止条例(公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為等の防止に関する条例)で規制されているが、今回施行する区の条例では、法律や都条例で規制されていない居酒屋やカラオケ店にも対象を拡大し、客引き行為そのものを禁止しているほか、キャバクラで働くことやアダルトビデオへの出演を勧誘する行為や、客引きや勧誘のために公共の場所で相手を待つ「客待ち・勧誘待ち行為」も禁止する。

また、特に客引き行為等が多いと認められる地域を「客引き行為等防止特定地区」に指定した上で、研修を受けた地域の方々を客引き行為等防止指導員として指定し、区や警察と協力しながら官民一体で条例違反者を指導する。
条例施行に先立ち、客引き行為等が特に問題となっている歌舞伎町1丁目・2丁目、新宿2丁目・3丁目、西新宿1丁目を「特定地区」として指定。また、特定地区の商店会や町会から推薦された方を対象に、これまでに4回の講習会を開催し、207名の方を指導員に指定した。

今日は、条例の施行を広く周知し、客引き撲滅の気運を醸成することを目的に、牛込・新宿・戸塚・四谷の区内4警察署と共催で「客引き撲滅キャンペーン」を開催。会場の東京都健康プラザハイジア前広場(歌舞伎町2-44-1)には、商店会や町会関係者、歌舞伎町周辺の事業者など約200名が参加した。
あいさつした中山区長は、「悪質な客引きは繁華街のイメージを悪化させる要因になっている。力を合わせて客引き撲滅に取り組み、新宿のまちに、より一層のにぎわいを創出していきたい」と決意を語った。
その後、目白大学チアリーディング部を先頭に、歌舞伎町~新宿3丁目をパレードして、客引き行為等の禁止を来街者に呼び掛けた。また、客引き撲滅をPRするチラシ、ティッシュ等を区民や来街者に配布した。

区では、9月1日(日)の日刊6紙朝刊に条例施行の案内を折り込むなど、区民や事業者への条例の周知に努め、理解を広げるとともに、警察等との連携をさらに強化しながら、地域全体で客引き行為等への指導を進めていく。

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新宿区 総務部-危機管理課
安全・安心対策担当 電話03-5273-4236