新宿クリエイターズ・フェスタ2013開幕
新宿駅周辺全域が舞台の一大アートイベント

最終更新日:2013年8月23日

写真:草間彌生さんの巨大バルーン
写真:河口洋一郎さんと作品
写真:都市のユーモア展
写真:新宿アルタビルを彩る草間さんの「水玉」と「ハート」
今日23日、新宿駅周辺全域を舞台に、夏の一大アートイベント「新宿クリエイターズ・フェスタ2013」が開幕した。地元の商店街振興組合や企業とともに新宿区(区長:中山弘子)が主催し、9月8日(日)までの17日間、新宿からアートを発信する。

今年のフェスタも、著名なアーティストの注目企画が盛りだくさん。
注目を集めるのが、世界的な前衛芸術家で新宿区名誉区民の草間彌生さんの「水玉」と「ハート」で新宿アルタビル(新宿3-24-3)の前面が彩られるスペシャル企画「LOVE FOREVER」。アルタビジョンにも、1日20回以上、赤い水玉が映し出され、新宿に出現した独創的な「草間ワールド」が、まちを訪れる人を惹きつけている。

また、草間彌生さんは新作の巨大バルーンを世界初公開。新宿NSビル(西新宿2-4-1)に登場した、高さ4mの「ヤヨイちゃん」と2.5mの「トコトン」の周りは、カメラを手にした芸術ファンや昼休み中のビジネスマンなど、大勢の来場者でにぎわっていた。
今年、紫綬褒章を受章されるなど、CG(コンピューターグラフィックス)アートの第一人者として世界的に活躍する河口洋一郎さんは、新作や未発表の作品を出展。圧倒的なスケールの作品が登場し、新宿ファーストウエスト(西新宿1-23-7)がワクワクする宇宙空間に生まれ変わった。
今年は、現代美術家の椿昇さん、写真家の森山大道さん、モーショングラフィックアーティストの山本信一さん、フランス人建築家・デザイナーのエマニュエル・ムホーさんが初出展。日本を代表するアートディレクター北川フラムさん監修のパブリックアート展や、版画家の蟹江杏さんの作品展も開催し、新宿のまち全体がアートに彩られている。

さらに参加型アートイベントの部門では、若い創造力が競演する「学生アート・コンペティション」、親子で楽しめる「こどもアート」を今年も開催。9月7日(土)・8日(日)には、新企画の映画イベント「シネ・フェスタ新宿2013」で「映画のまち新宿」をPRする。

今日は、新宿住友ホール(西新宿2-6-1)で、多数のアーティストをゲストに迎えてオープニングセレモニーを開催。中山区長は、「見て楽しい・参加して楽しいイベントとして、新宿のまちに新たなにぎわいと活力を創出していきたい」とあいさつした。
また、河口洋一郎さんと中山区長のトークショーも開催し、アートの持つ可能性や、河口さんが語る「宇宙に一番近いまち 新宿」で繰り広げられるフェスタの多彩な魅力をPRした。

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新宿クリエイターズ・フェスタ2013実行委員会事務局(特命プロジェクト推進課内)
電話03-5273-4220