7月20日から 神田川親水テラスを開放 7月28日には染色の工程・水元を実演

最終更新日:2013年7月18日

写真:神田川親水テラス(昨年の様子)
写真:染色の工程・水元(昨年の様子)
新宿区(区長:中山弘子)は神田川の流れや水辺を体感し、より川に親しみを持っていただくため、子どもでもエビやドジョウ等の小魚を採ることができる「神田川親水テラス」と周辺の河床を7月20日(土)から8月18日(日)まで開放する。7月28日(日)には、親水テラスの開放に合わせて染色の工程「水元」を実演する。

新宿区の外周を取り巻く神田川は、新宿の水とみどりの骨格であるとともに、新宿の伝統産業・染色業が川沿いに発展し、現在まで受け継がれていることから、歴史と文化を伝える大切な水辺空間。河川整備や水質改善が進み平成4年にアユの遡上が確認されて以来、区では、「水とみどりの散歩道」の整備や区民参加の「神田川ファンクラブ」の活動等を通して、神田川と区民をつないできた。

神田川・妙正寺川沿いで発展してきた新宿区の伝統産業・染色業は、大正以降の都市開発によって神田や浅草周辺の染色業者が清流を求めて神田川上流に集まり、早稲田・戸塚・高田馬場・落合周辺に工房を設立したことに由来し、現在も神田川・妙正寺川沿いには約90軒の染色関連工房があり、複雑で手の込んだ技術を受け継いでいる。
28日に実演する「水元」は染色の工程の1つで、糊や余分な染料を落とす水洗い。新宿区染色協議会と戸塚地区協議会まちづくり分科会の主催で実演するもので、染色の工程に触れられる貴重な機会。親水テラスそばの戸塚地域センター(高田馬場2-18-1)では、染色の体験ができるほか染め物も展示する。

■神田川と神田川親水テラスの開放(事前予約不要。小学3年生までは保護者同伴)
【期間】7月20日(土)~8月18日(日)。午前10時~午後3時
【開放区域】神田川親水テラス(高田馬場2-18-1、戸塚地域センターそば)と周辺河床
(JR線高架下~神高橋の約50mの区域)
※雨天中止。川の水量や流れの速さ等の状況により晴天でも中止する場合があります。
※川の深さは約20㎝。長靴か汚れてもよい靴を持参(裸足やビーチサンダルは不可)

■染色イベントの概要(7月28日(日)実施。雨天中止。事前予約不要) 
 ★水元(水洗い)の実演 (会場は神田川親水テラスと周辺河床)
【時間】午前11時30分から・午後2時から(30分程度)
 ★染色体験 (会場は戸塚地域センター)
【時間】午前10時30分から・午後1時から(1時間程度。材料費が掛かります)

本ページに関するお問い合わせ

神田川親水テラスについて…みどり公園課みどりの係 電話03-5273-3924
染色イベントについて…戸塚特別出張所 電話03-3209-8551