神田川で区民と生き物調査
アユやボラなど6種の生息を確認

最終更新日:2013年6月8日

参加者による手網の調査
投網の調査
生息が確認された「アユ」
今日8日、新宿区(区長:中山弘子)は、区内の神田川で生き物実態調査を実施し、区民で結成した川と親しむクラブ「神田川ファンクラブ」のメンバー15名が参加。アユやボラなど6種の生息を確認した。

新宿区の外周を取り巻く神田川は、新宿の水とみどりの骨格であるとともに、新宿の伝統産業・染色業が川沿いに発展し、現在まで受け継がれてきたことから、歴史と文化を伝える大切な水辺空間。河川整備や水質改善が進み平成4年にアユの遡上が確認されて以来、区では「水とみどりの散歩道」の整備や「神田川ファンクラブ」等を通して、神田川と区民を結んできた。

調査は、高戸橋(西早稲田3丁目)付近で実施。神田川に入り、手網・投網で調査し、体長7センチほどのアユ約10匹のほか、ボラ、ハゼ、ウキゴリなどの生息を確認した。参加した方は、「区内に何十年も住んでいるが、神田川に入ったのは今回が初めて。こんなに多くの魚が生息していることは意外だったので、貴重な経験になった」と話してくれた。

区では、神田川の流れや水辺を実際に感じてもらうため、夏休み中の7月20日(土)から8月18日(日)に、普段は入ることのできない神田川の一部と「神田川親水テラス」を開放するほか、小学生を対象に川の水や生き物を調べる講座を開催し、神田川により親しみを持っていただくための取り組みを進めていく。

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みどりの係 電話03-5273-3924