食物アレルギーのある生徒に対する給食の誤配膳について
最終更新日:2013年4月25日
新宿区立中学校において、4月24日の給食時に、食物アレルギーに対応するため除かなければならない食品の入った給食を配膳するという事故が発生しました。
当該生徒及び保護者の皆様に心よりお詫び申し上げます。また、区民の皆様にもご心配をおかけしましたことを重ねてお詫び申し上げます。
■事故概要
1 発生日時
4月24日水曜日昼食時
2 発生場所
新宿区立中学校教室
3 内容
「えび・あさり」アレルギーの生徒に対し、「えび・あさり」を除去した「かき揚げうどん」を提供することになっていましたが、誤って「えび」が入った給食を配膳してしまいました。生徒はかき揚げを半分程度食べたところで「えび」の感触があったため口から出しましたが、のどから耳の下あたりの粘膜にかゆみが出てきたため、病院に搬送し、治療を行った後、軽快し当日中に帰宅しました。
4 経緯
給食調理員が「えび・あさり」を除いた「かき揚げうどん」を作るべきところ、除かなければならない食品を「あさり」のみと誤認して「えび」1尾が入ったものを作ってしまいました。チーフ調理員も、調理中に除かなければならない食品である「えび・あさり」の除去を具体的に確認しませんでした。配膳前に栄養士が目視しましたが、「えび」が見えなかったため、「えび・あさり」が除かれていることが確認できず、そのまま配膳してしまいました。
5 今後の対応
(1)4月25日に新宿区立の全小・中学校及び特別支援学校の校長を集めて臨時校長会を開催し、事故の再発防止に向けた取り組みを徹底しました。また、同日、新宿区立学校の給食調理業務を委託しているすべての事業者を集め、給食の調理・配膳の具体的な手順の再確認と確実な履行を指示しました。
(2)教育委員会として事故原因の確実詳細な究明を行うとともに、4月26日付で「学校給食アレルギー対策委員会」を設置し、児童・生徒のアレルギー状況の把握から給食の調理・配膳までの過程について改めて見直し、事故の再発防止に向けた指針の策定に取り組みます。
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保健給食・幼稚園係 電話03-5273-3098