西早稲田中学校1年生が「JICA地球ひろば」を訪問
開発途上国のことを知ろう

最終更新日:2013年1月31日

写真:国際問題の展示に見入る生徒
写真:展示ゾーンの様子。さまざまな世界の課題を取り上げている
写真:地球案内人による講義
今日31日、新宿区立西早稲田中学校(戸山3-20-2、校長:三町章)の1年生65名が、JICA地球ひろば(市谷本村町10-5)を訪問し、世界が直面する課題や開発途上国の現状などを学んだ。

JICA地球ひろばは、国際協力活動を応援し、ボランティアの心で国際協力に参加する人が増えること等を推進するために、平成18年、JICA(独立行政法人国際協力機構)が設立した施設。昨年10月に渋谷区から新宿区内に移転し、「市民参加による国際協力活動の拠点」となることを目指している。

西早稲田中学校では、国際理解を深めるために、総合学習の時間を利用して各国大使館などを訪問している。今回、グループの一つが同ひろばを訪問。実際に開発途上国で使用されているものに触れ、現地に滞在した経験のあるボランティアスタッフ「地球案内人」の話を聞くことで、開発途上国の現状を学び、地球規模の課題を考えた。

世界が直面するさまざまな課題を体験型の展示で学ぶことができる「体験ゾーン」では、各国の民族衣装を身に付けられるほか、銃や地雷のレプリカに触れることができ、生徒たちは興味深そうに手に取っていた。また、開発途上国の子どもたちが水をくむ際に持ち上げる水の重さを体験できるコーナーでは、水10リットルの重さのバケツを頭に乗せて「すごく重い!」と驚く場面も。日本の食料自給率を紹介するコーナーでは、日本がいかに輸入食品に頼っているかを知ることで、世界と自分たちの生活とのつながりを考えた。
また、青年海外協力隊等で国際協力の現場を体験してきた地球案内人が現地の言葉や生活習慣を紹介すると、生徒たちは聞き慣れない現地の言葉に戸惑いながらも一生懸命聞き取ろうとしていた。

生徒の一人は「これからはニュース等で開発途上国のことを見たり聞いたりしたときに、今までより身近に感じることができると思う」と話してくれた。

本ページに関するお問い合わせ

総合学習の時間の施設訪問について…西早稲田中学校 電話03-3205-9674
JICA地球ひろばについて…同ひろば地球案内デスク 電話0120-767278