新宿ものづくりマイスター 「技の名匠」認定式
まちに息づく伝統を継承

最終更新日:2012年12月13日

写真:受賞する捧さん
写真:今回認定された『技の名匠』
新宿区(区長:中山弘子)は、今日13日、「新宿ものづくりマイスター『技の名匠』」の認定式を、BIZ新宿(区立産業会館、西新宿6-8-2)で開催した。

平成20年度から始めたこの制度は、区内のものづくり産業に10年以上携わり、優れた技術・技能を持ち、後進の指導に取り組んでいる方を「技の名匠」として認定するもので、新宿ものづくりマイスター認定審査会(委員長:平野拓夫・多摩美術大学名誉教授)が実地調査を経て、選定した。

今年度は、区の地場産業である染色業の「手描友禅」「東京染小紋」のほか、「革製品製造」「婦人靴製造」「管楽器修理」で活躍する職人5名を、「技の名匠」に認定。
午後2時からの認定式で、中山区長は「この認定制度を通して、ものづくりの優れた技術が広く知られ継承されていくとともに、それが新たな産業と結びついて発展していくことを期待している。また、今年度から区内のものづくり産業を知ってもらうため、『技の名匠』が講師の『ものづくり産業体験型教室』を開催しており、技術・技能の素晴らしさにも触れてもらいたい」とあいさつした。

認定式に続いて行った懇談会では、認定された皆さんが各々の作品を手に取りながら、培った技の数々や新たな技術への挑戦、伝統を生かし続けていく苦労などについて語り合うなど、異なる業種の「技の名匠」が交流する貴重な場となった。婦人靴製造分野で受賞した捧(ささげ)恭子さんは、「名誉ある賞を受けて、身が引き締まる思いです。これからも美しくて機能的なものづくりを追求していきます」と喜びを語った。

■平成24年度 「技の名匠」認定者と業種(敬称略・50音順)
鮎澤剛(革製品製造、筑土八幡町5‐12)、工藤博(手描友禅、中里町12)、捧恭子(婦人靴製造、若宮町11)、砂川裕孝(東京染小紋、下落合4-4-32)、萩森弥郁夫(管楽器修理、西新宿1-4-11)

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