歌舞伎町で暴力団排除決起大会を開催

最終更新日:2012年12月1日

写真:団結して暴力団の排除を宣言
写真:山本博さんと条例を説明
写真:パレードを前にまちの安全・安心をPR
写真:歌舞伎町をパレード
新宿区(区長:中山弘子)は、新宿区暴力団排除条例施行に合わせ、今日1日、暴力団排除決起大会と安全・安心まちづくりパレードを実施した。

新宿区暴力団排除条例は、区民の安全で平穏な生活の確保と事業活動の健全な発展に寄与することを目的に制定。区の契約事務、区立施設の利用、生活保護の受給など、区の事務事業から暴力団を排除するとともに、区や区民・事業者の責務を明確にし、地域全体で暴力団排除を進めていこうとするもの。

条例施行の今日1日、条例を広く周知し、暴力団排除の機運を醸成するとともに、条例の施行を記念し、牛込・新宿・戸塚・四谷の区内4警察署と共催で暴力団排除決起大会を開催。会場の東京都健康プラザハイジア(歌舞伎町2-44-1)には、来賓や関係機関、地域で防犯活動に取り組む皆さんなど約200名が出席した。
中山区長は「暴力団の根絶は地域の持続的な発展につながるもの。警察等関係機関との連携を強化し、区民の皆さんが愛着と誇りを持てる安全・安心なまちを作っていきたい」とあいさつし、暴力団排除活動をさらに推進していくことを誓った。

また、アーチェリー選手の山本博さん(オリンピックメダリスト・日本体育大学准教授)をゲストに迎えて条例の概要を説明。
基本理念として掲げる「暴力団と交際しない」「暴力団を恐れない」「暴力団に金を出さない」「暴力団を利用しない」の4項目を区職員とともに紹介した山本さんは、「覚えるだけでは駄目。しっかりと実行していきましょう」と参加者に訴えた。また、かつて高校教師でもあった山本さんは、大人の責務として「未来のある若者たちを暴力団から救っていけるよう、区や警察等と協力して取り組んでいきたい」と暴力団排除への決意を語った。
そして最後に、参加者全員で「暴力団を排除するぞー」の掛け声とともに拳を上げ、団結して暴力団をまちから追放することを誓った。

その後、今日から始まった年末地域安全活動と合わせ、決起大会の参加者がまちに出て「安全・安心まちづくりパレード」を実施。ハイジアを出発後、歌舞伎町シネシティ広場、歌舞伎町セントラルロードを歩き、靖国通りまでパレードした。来街者にも条例を周知するともに、まちの安全・安心を呼び掛けた。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 総務部-危機管理課
安全・安心対策担当 電話03-5273-4236