小・中学生のための長唄と新内のワークショップを開催
新宿区名誉区民が先生に

最終更新日:2012年11月10日

小・中学生のための長唄と新内のワークショップを開催大写真
写真:ワークショップで三味線を弾く男の子
写真:鶴賀若狭掾さんの新内節
東音宮田哲男さんの長唄
今日10日、邦楽を代表する人間国宝で、新宿区名誉区民の東音宮田哲男さん(長唄唄方)、鶴賀若狭掾さん(新内節浄瑠璃)によるワークショップを四谷区民ホール(内藤町87)で開催した(主催:新宿区名誉区民(邦楽)によるワークショップ実行委員会)。

このワークショップは、日本の伝統的な音楽や楽器に触れる機会が少ない小・中学生に有名な唄やせりふを長唄や新内節にして唄ったり、三味線を弾くなどの体験から伝統芸能に親しんでもらうもの。
最初に、名誉区民の二人が長唄と新内節、演奏技法・楽器などを紹介。「長唄や新内節は、江戸時代に三味線が琉球国から伝わったことで生まれた」などの話に、参加者は興味深く何度もうなずきながら聞いていた。
その後、参加者はステージで、長唄「小鍛冶」を題材に三味線や長唄を体験。三味線の持ち方やバチの使い方、弦の弾き方など初めて体験する伝統音楽に、初めは戸惑いながらも次第に和気あいあいと取り組んでいた。

そのほか、鶴賀さんが新内節「道中膝栗毛 弥次喜多―赤坂並木」、東音宮田さんが長唄「小鍛冶」を披露。参加者は小気味よい三味線の音色と重厚な唄に聞き入っていた。

参加した小学生は、「初めて三味線を弾くことができてうれしかった。これからも伝統音楽を聞いてみたい」と話してくれた。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区名誉区民(邦楽)によるワークショップ実行委員会
電話 03-6426-1728