新宿駅東西自由通路着工記念式典を開催

最終更新日:2012年10月29日

会場の様子
中山区長
冨田哲郎・JR東日本代表取締役社長
今日29日(月)、新宿文化センター(新宿6-14-1)で新宿駅東西自由通路着工記念式典が開催された。主催は東西自由通路等新宿駅周辺整備促進同盟(会長:中山弘子・新宿区長)。

1日の乗降客が350万人を超える国内最大のターミナル駅・新宿駅。東西自由通路の整備は、鉄道施設で分断された駅の東口地域・西口地域の歩行者回遊動線を確保し、新宿駅周辺地域をより一層、にぎわいのある都市空間としていくもの。東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が事業主体となり、9月下旬から工事に着手した。幅員約25m、延長約100mの地下通路を整備し、2020年の使用開始を予定している。
地域の30年来の悲願である東西自由通路の工事着手は、同盟の活動にとって重要な節目。また、様々な都市機能の集積を活かしながら、魅力的で快適な「歩きたくなるまち 新宿」の実現に取り組んでいる新宿区が、今後、より発展していくための起爆剤となる。

今日の式典には、来賓、同盟の関係者、地域の皆さんなど約200名が出席。同盟の会長を務める中山区長は、「工事の着手は新宿駅がより利用しやすい駅に生まれ変わる大きな契機となるとともに、安全で快適、利便性の高いまち・新宿への再生・更新につながるもの。新宿駅を中心としたまちの発展が、東京、日本の発展をも先導すると確信している」とあいさつ。来賓として出席した冨田哲郎・JR東日本代表取締役社長も「東西自由通路が完成すれば、一大ターミナルである新宿駅の周辺地域が、にぎわいと魅力あふれるまちとしてさらに機能を増す。駅の利用者や地域の皆さんと共存共栄しながら、事業者として力を尽くしていく」と期待を述べた。

続いて行われた講演では、「新宿駅の歴史と東西自由通路整備の概要」について平野邦彦・JR東日本執行役員総合企画本部ターミナル計画部長が、「これからの新宿駅周辺のまちづくり」について新宿区都市計画審議会会長の戸沼幸市・早稲田大学名誉教授が登壇。「東西の軸の形成がまちの回遊性向上や活性化に寄与する」などの話に、出席者は熱心に耳を傾けていた。
終わりに、新宿のまちのさらなる発展を願い、出席者全員が拍手して式典を締めくくった。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 都市計画部-都市計画課
都市施設係  電話03-5273-3547