10月20日・21日開催 染のまち落合スタンプラリー「着て来て落合」
染色の工房を巡る

最終更新日:2012年10月18日

新宿区の落合周辺に染色関連の工房を構える5つの事業者が、染色の工程や作品作りへの思いを多くの方に知っていただこうと、10月20日(土曜)・21日(日曜)の2日間、工房を巡るスタンプラリーを開催する。主催は新宿区染色協議会有志でつくるグループ「落合ほたる」。新宿区が後援する。

神田川と妙正寺川が落ち合う「落合」は、大正時代以降の都市開発により、染色業者が神田や浅草周辺などから清流を求めて集まった地域。神田川・妙正寺川の流域に発展した染色業は新宿区の地場産業であり、現在も80を超える染色関連工房が、複雑で手の込んだ江戸の技術を継承している。

新宿区染色協議会有志でつくる「落合ほたる」は、江戸から伝わる「落合」の染色文化を継承・紹介・応援するグループ。水のきれいな「落合」が江戸時代、ホタル狩りの名所で、その様子が浮世絵「落合ほたる」にも描かれていることから、それぞれの工房の職人を清流に集まるホタルに見立て、グループを「落合ほたる」と名付けた。

今年で11回目となるスタンプラリーは、通常は公開していない東京手描友禅、江戸更紗、江戸小紋、湯のしの工房の様子を紹介し、着物を着る機会が増えることを願って開催している。工程の解説や絵羽模様の着物、反物など作品の展示もある。

■ 第11回染のまち落合スタンプラリー「着て来て落合」
 【日時】10月20日(土曜)・21日(日曜)午前10時~午後5時
 【見学先】
 「東京手描友禅」
  東京手描友禅工房協美(下落合4-6-17) 電話03-3954-3331
  アトリエ功(原町3-59、20日・21日は染の里二葉苑(上落合2-3-6)に出張して実演)
   電話03-3202-4673
 「江戸更紗」染の里二葉苑(上落合2-3-6) 電話03-3368-8133
 「江戸小紋」松綱染工所(下落合4-4-32) 電話03-3951-3721
 「湯のし」吉澤湯のし加工所(上落合1-9-8) 電話03-3368-2521
※どの工房からでもスタートできます(各工房の所要時間は30分~1時間)。ゴールは染の里二葉苑です。
【参加費】無料。ラリー完走者には「落合ほたる」オリジナル手ぬぐいを贈呈(各日先着200名)。着物で参加し完走した方は豪華景品が当たる抽選会に参加できます。
【主催】落合ほたる
【後援】新宿区

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新宿区 文化観光産業部-産業振興課
産業振興係 電話03-3344-0701