新宿御苑・森の薪能を開催
闇を照らすかがり火に浮かぶ幽玄の世界

最終更新日:2012年10月8日

写真:「二人袴」の様子
写真:「船弁慶」の様子
写真:会場の様子
新宿の秋の風物詩「新宿御苑・森の薪能」(主催:新宿区観光協会、国民公園協会新宿御苑)が、8日午後6時15分から、新宿御苑のイギリス風景式庭園(内藤町11)で開催された。

薪能の開催は今年で28回目。都内有数の自然を誇る新宿御苑を舞台に、万作家三代の狂言「二人袴(ふたりばかま)」(和泉流、演者:野村万作、野村萬斎、野村裕基ほか)、薪能屈指の人気曲「船弁慶(ふなべんけい)」(観世流、演者:観世銕之丞、宝生欣哉ほか)が上演された。

天候にも恵まれ、およそ3,000名の観客が最後まで熱心に鑑賞し、かがり火の中に浮かび上がる幽玄の世界を堪能していた。
家族連れで訪れていた区内在住の男性は、「毎年楽しみにしています。普段は入れない夜の新宿御苑も楽しみの一つです」と話してくれた。

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