8月5日 小泉八雲シンポジウムと創作劇「青柳」公演
八雲終焉の地・新宿で

最終更新日:2012年7月18日

晩年の8年間を新宿で暮らした文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン、1850年~1904年)に関するシンポジウムと、八雲が執筆した「怪談」に収められた「青柳ものがたり」を基にした創作劇「青柳」の公演が、8月5日(日)、四谷区民ホール(内藤町87)で行われる。主催は熊本県の創作劇「青柳」東京公演実行委員会。新宿区(区長:中山弘子)などが共催する。

「怪談」「雪女」「耳なし芳一」などを執筆した小説家・随筆家の小泉八雲は、ギリシャのレフカダ島生まれ。日本に魅せられて1890年(明治23年)に来日し、熊本の第五高等学校で英語を教え、その後新宿に住み、東京帝国大学で教鞭をとった。新宿区富久町には旧居跡の碑、区立大久保小学校には終焉の地の記念碑、同校近くには区立小泉八雲記念公園がある。八雲が縁となり、新宿区とレフカダ市は1989年(平成元年)に友好都市を宣言し、児童・生徒の絵画作品交流等を続けている。

今回のシンポジウムのテーマは「教育者としてのハーン~熊本・富山発 新発見による小泉八雲新考」。熊本と富山の八雲研究者が研究成果を発表し、意見を交換する。入場無料。

創作劇「青柳」は昨年、八雲の赴任地・熊本で初演された作品の再演で、比較文学の第一人者である平川祐弘・東京大学名誉教授が「怪談」から「青柳ものがたり」などを素材に書いた台本を基に、能・日本舞踊・演劇を融合したオリジナル作品。入場料6,000円。新宿区在住の方20名を招待する。

■シンポジウム「教育者としてのハーン~熊本・富山発 新発見による小泉八雲新考」
【日時】8月5日(日)午前10時~12時(午前9時30分開場)
【パネリスト】西川盛雄(熊本大学名誉教授)、マリ・クリスティーヌ(富山観光大使)ほか
【会場・申込み】当日直接、四谷区民ホール(内藤町87)へ。先着450名。入場無料。

■創作劇「青柳」公演
【日時】8月5日(日)昼の部は午後1時~3時30分、夜の部は午後6時~8時30分。
平川祐弘・東京大学名誉教授の講演「漱石と八雲」もあります。
【会場】四谷区民ホール(内藤町87)
【一般入場料】6,000円
【申込み】新宿区在住の方の招待・一般入場とも、電話かファックス(住所・氏名・電話番号・希望人数を記入)で創作劇「青柳」東京公演実行委員会(電話096-366-5151・ファックス096-372-1857)へ。招待は申込者1名のみで同伴者は有料になります。

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文化資源係 電話03-5273-3563