GTFキッズスポーツサミットを開催
オリンピック出場者が教える夢のスポーツ教室

今日16日、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会連携特別企画として、「GTFキッズスポーツサミット」が新宿コズミックセンター（大久保3-1-2）ほかで開催された。主催はGTF グレーター トウキョウ フェスティバル実行委員会（実行委員長：後藤亘）。共催は東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会・新宿区・新宿未来創造財団。

このイベントは、鈴木桂治さん（柔道）や杉山愛さん（テニス）など、オリンピックに出場したトップアスリート「オリンピアン」が講師を務める1日限りの夢のスポーツ教室（クリニック）。ロンドンオリンピックに日本代表が出場するテニス（ショートテニス）・卓球・サッカー・水泳・柔道・体操・レスリングの7種目のいずれかにチャレンジできるとあって、区内のほか広島県・福島県など日本全国から318名の小学生が参加し、会場は熱気に包まれた。

開会のあいさつで中山弘子区長は、「オリンピアンに教えてもらうので緊張するかもしれないが、大いにプレーを楽しんでほしい」と参加者にエールを送った。
続いて、ロンドンオリンピック応援団長の松岡修造さん（テニス）などから届いた、熱のこもったメッセージビデオを上映。松岡さんが、「今回参加した方の中から、次世代のオリンピック選手が生まれることを願っています」と述べると、参加者は真剣なまなざしをスクリーンに向けていた。
　
開会式の後、参加者は各会場に移動。武道場では、アテネ五輪100㎏超金メダリストの鈴木さんが柔道をクリニック。参加者に「大外刈り」や「内股」など、得意技の足技を披露したほか、参加者同士の組み手を指導した。参加者は、元気よく汗を流して取り組み、会場には受け身をとる「パーン」という音が響いていた。

他会場では、アトランタ五輪から北京五輪までの4大会を連続で出場した杉山さんが、ショートテニスをクリニック。サーブやレシーブの指導のほか、参加者と「ラリー」も実施。参加者は、ラリーが長く続くように、一生懸命ボールを追いかけていた。また、クリニック後には質疑応答も実施。参加者から、「どうしたらオリンピックの選手になれますか」と質問され、杉山選手は、「どうすれば実現できるのか、考えながら努力することが大事。がんばってください」と力強く答えていた。