神田川で生き物調査を実施
アユやウキゴリなど5種の生息を確認

最終更新日:2012年5月29日

投網の様子
体長7センチほどのアユ
新宿区(区長:中山弘子)は5月28日、区内の神田川で生き物実態調査を行い、今年もアユやウキゴリなど5種の生息を確認した。

新宿区の外周を取り巻く神田川は、新宿の水とみどりの骨格であるとともに、新宿の伝統産業・染色業が神田川沿いに発展し、現在まで受け継がれてきたことから、歴史と文化を伝える大切な水辺空間。平成4年にアユの遡上が確認されて以来、区では「水とみどりの散歩道」の整備や区民参加の川と親しむクラブ「神田川ファンクラブ」等を通して、神田川と区民をつないできた。
生き物実態調査もこうした施策の一環で、平成8年から実施している。また、神田川の流れや水辺を実際に感じて、神田川により親しみを持っていただこうと、平成22年から、夏休み期間中に「神田川親水テラス」と周辺の河床を開放している。

調査は高戸橋(西早稲田3丁目)付近で実施。区職員3名が神田川に入り、投網、手網で調査した結果、体長7センチほどのアユ6匹や5センチほどのウキゴリ約30匹のほか、モツゴ、ドジョウ、エビの生息を確認した。区では、「今年のアユはこの時期としては小さ目だが、限られた場所で6匹が確認できたことから、神田川全体では相当数のアユが生息しているのでは」と見ている。

6月2日(土)には、「神田川ファンクラブ」に参加する区民の皆さんと一緒に神田川に入り、生き物の観察を行う予定にしている。

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