「あなたのためのおべんとう」コンクール全国大会
四谷中・新宿西戸山中が出場

最終更新日:2012年1月22日

写真:お弁当を調理
写真:四谷中のお弁当
写真:新宿西戸山中のお弁当
1月21日・22日に「第12回全国中学生創造ものづくり教育フェア」が女子栄養大学駒込キャンパス(豊島区駒込3-24-3)ほかで開催され、その中で競われた「あなたのためのおべんとう」コンクール全国大会に、四谷中学校(四谷1-12、校長:吉田和夫)と新宿西戸山中学校(百人町4-3-1、校長:新藤久典)が東京都代表として出場した。

全日本中学校技術・家庭科研究会が主催する同コンクールは、中学生が規定課題に沿ってお弁当を作り、その出来栄えを競うもの。技術・家庭科で学習した内容を生かしながら、食べる人への思いを込めて料理し、食の重要性を知ることなどを目的としている。
今年の課題は「魚を使った調理」。都道府県大会を勝ち抜いた20チームが全国から出場し、魚の下ごしらえや3枚おろしにも挑戦するなど、高度な技術と豊かな発想力で次々と料理を完成させていった。出来上がったお弁当は、彩りや配置の工夫、環境への配慮、食事摂取基準や食品群別摂取量の目安など、さまざまな観点から審査された。

四谷中学校のお弁当は、参加した生徒の病気療養中の叔母さんのために考えたメニュー。体力回復・食欲増進、免疫力の向上を考慮し、アジの梅しそのり巻き揚げ・山芋の味噌漬け・アサリとしょうがのまぜご飯などを調理した。
歴史が好きな叔母さんのために、江戸の三白(白米・大根・豆腐)や、江戸野菜として知られる内藤とうがらしなどを使用。器はリサイクルできる校内の竹を使用し、環境にも配慮したお弁当となった。

東京都大会を1位で通過した新宿西戸山中学校のお弁当は、働くお父さんのために考えられたもの。サバの味噌煮・小松菜と甘納豆のソテー・炊き込みご飯などで構成され、「Made in 東京」にこだわり、小松菜・鶏肉・卵は都内で作られたものを使用した。また、校内で栽培・収穫した大豆を丁寧に仕込み、半年間発酵させて作った「手作り味噌」や、移動教室で生徒が田植えをした米も使用。世界に一つしかない味にこだわって調理した。

調理終了後は1分間のプレゼンテーション。お弁当に込めた思いや工夫したこと、大変だったことなどを審査員に説明した。
審査の結果、四谷中学校が文部科学大臣賞を受賞。参加した生徒は、「メニューの構成など、夏休み前から準備を進めてきました。土・日曜日も含め、何回も試作品を作り練習してきたのでうれしいです」と話してくれた。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 教育委員会事務局-教育調整課
企画調整係 電話03-5273-3074