愛日小 一流シェフに学ぶ料理教室
一流ホテルのシェフから食育を学ぶ

最終更新日:2011年11月8日

写真:集合写真
写真:野菜の収穫
写真:調理
写真:食事
今日8日、愛日小学校(北町26、校長:岡本由美)で、東京都司厨士協会新宿支部(支部長:鶴岡征夫)による「一流シェフに学ぶ料理教室」を開催した。

同支部では、高齢者や男性向けの料理教室や食中毒予防講習会の開催など、料理を通じて区民と交流を図っている。子どもの食生活におけるさまざまな問題が指摘される中、地域で子どもたちに正しい食生活や食品衛生を身に付けさせるため、7年前から食育をテーマにした活動を開始。愛日小での事業は今回で7回目で、6年生41名が参加した。

まず、子どもたちが料理教室のために屋上菜園で育ててきた水菜・サニーレタス・インゲン・チンゲン菜・大根を、シェフと一緒に収穫。
収穫後は、同協会会員の早川良夫さんが「食育・衛生の話、手洗いの仕方」と題して講演。蛍光液が見える特殊な機械「デジグロボックス」を使い、蛍光液を細菌に見立てたものを見せながら、子どもたちに手洗いの大切さを教えた。

11時から調理がスタート。今日のメニューは、「ミネストローネ・スープ」「フィレ・ビーフのソテー猟師風」「サラダ」「デザートの盛り合わせ」のフランス料理のコース。慣れない作業に戸惑いながらも、シェフから「野菜を切るときは片手を添えて。火が通りにくいものから炒めましょう」などと指導を受けながら、料理を完成させていった。

そして、いよいよお昼の時間。「フランス料理は静かに食べるイメージがありますが、本来はゆっくりと楽しんで食べるもの。料理を作ってくれた人や食材に感謝しながら、みんなで楽しく食べましょう」と鶴岡支部長から話があり、食事が始まると「スープの味付けがうまくいった」「自分たちで育てた野菜は甘くておいしい」などと声があがっていた。
また、ナイフ・フォーク・スプーンの使い方などのテーブルマナーも学び、悪戦苦闘しながらも自分たちで作った料理を楽しんでいた。

鶴岡支部長は「決して難しいものではないフランス料理を身近に感じ、楽しんでほしい。今回の体験を通じて料理に興味を持ち、好きになってくれれば」と子どもたちに語った。また、岡本校長は「いろいろな人の協力で今回の料理教室が実現した。感謝の気持ちを持って食べて欲しい」と話していた。

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