江戸川小学校で能教室
子どもたちが華麗な舞を披露

最終更新日:2011年10月12日

写真:発表会
写真:練習風景
写真:橋岡さんと能を演じた児童
写真:発表会は大盛況
今日12日、江戸川小学校(水道町1-28、校長:持田裕代)で「子ども能教室」の発表会を開催し、児童7名が仕舞「高砂」の一節を華麗に演じた。

能教室は、文化庁の「文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」の一環として、同校で5年前から毎年実施しているもの。講師に観世流シテ方能楽師の橋岡佐喜男さんを迎え、日本の伝統文化を伝えている。

10月3日には、橋岡さんが4~6年生37名に能の歴史や世界的な評価等を講義した後、発表会の参加者を募った。
約1週間、放課後に毎日行われた練習は、着物の着方から細かい所作・せりふ回しなど、多彩な内容。真剣な中にもユーモアを交えた橋岡さんの指導に、児童の舞いは、日に日に上達していった。

今日の発表会には、全校児童、保護者のほか、地域の方や能楽ファンも訪れ、大盛況に。能の魅力を声と体で表現しようと懸命に舞う姿に、会場全体から温かい拍手が贈られた。
最後に、橋岡さんが「素晴らしい出来栄えで120点。これからも日本の伝統文化を大切にし、覚えた能をときどき思い出して舞を続けてください」とエールを贈った。仕舞に挑戦した児童は「来年もまたやりたい」と意気込んでいた。

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