日本救急医学会総会・学術集会市民公開講座 参加者募集
「首都直下地震に備える! 新宿発、街と医療の連携の取り組み」

最終更新日:2011年10月6日

日本救急医学会では第39回総会・学術集会の開催に合わせ、10月20日(木)、工学院大学で市民公開講座「首都直下地震に備える!新宿発、街と医療の連携の取組み」を開催する。新宿区(区長:中山弘子)が後援する。

3月11日の東日本大震災では、新宿駅周辺で多くの帰宅困難者が発生。避難誘導や一時収容施設の確保、情報収集・伝達など様々な課題が明らかになり、いつ起こるか分からない首都直下地震に備えるため、対応が急がれている。新宿駅周辺の事業者を中心に構成する新宿駅周辺防災対策協議会が策定した、自助・共助・公助の役割分担による「新宿ルール」案の見直しも求められている。

今回の講座は、特に新宿駅西口の高層ビル街区での首都直下地震の推定被害を基に、これまで取り組まれてきた災害対策や訓練を紹介し、今後の課題を共有しようと企画されたもの。街と医療連携のあり方を議論するほか、東京都・新宿区・東京消防庁等の行政機関や学識経験者、新宿区内の医療関係者、事業者が意見を交換する。

参加を希望する方は往復はがき(講座名・郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入)で同公開講座事務局(〒113-0033文京区本郷3-35-3、本郷UCビル4階、(株)コンベンションアカデミア内)へ。先着200名。

■市民公開講座の概要(入場無料。要事前申し込み)
【日時】10月20日(木)午後1時~5時45分
【会場】工学院大学3階アーバンテックホール(西新宿1-24-2)
【内容】
★第1部「首都直下地震に対する新宿の取り組み」午後1時~2時30分
講演1「超高層ビルの揺れと被害」久田嘉章(工学院大学教授)
講演2「昼間区民向け医療救護所の必要性」平井光雄(新宿区区長室危機管理課長)
講演3「駅周辺と地域連携の重要性」村上正浩(工学院大学准教授)
講演4「災害時の医療の役割」武田宗和(東京女子医科大学救急医学講座講師)
講演5「3月11日からの新宿」太田祥一(東京医科大学教授)

★第2部「地域の被災対応が行うべき今後の姿」午後2時45分~5時45分
▼パネルディスカッション「昼間区民向け医療救護所の今後の展開」自助・共助・公助の新宿ルール、街と連携した災害医療
・コーディネーター/伊藤滋(早稲田大学特命教授・財団法人都市防災研究所会長)
・パネリスト/守茂昭(都市防災研究所)、武田宗和(東京女子医科大学救急医学講座講師)、田中真人(新宿駅周辺防災協議会座長)、山本史郎(新宿区医師会防災担当理事)、中山弘子(新宿区長)
▼パネリストとフロアコメンテーターのディスカッション「新宿の試みの評価とこれから」

本ページに関するお問い合わせ

第39回日本救急医学会総会・学術集会市民公開講座事務局 電話03-5805-5261
危機管理課危機管理係 電話03-5273-4592