多文化共生フェスタしんじゅく
新宿で触れ合う 世界中の笑顔と多様な文化

最終更新日:2011年9月17日

写真:韓流グループSEEDのライブ
写真:ミャンマーの焼きビーフン
写真:民族衣装で楽器演奏
写真:ブラインドサッカー
今日17日、新宿で共に暮らす日本人と外国人のつながりと交流を、食や音楽などを通して深めるイベント「多文化共生フェスタしんじゅく2011」を区立大久保公園(歌舞伎町2-43)ほかで開催した。主催は新宿区多文化共生連絡会と新宿区(区長:中山弘子)。
今日のフェスタを企画・運営したのは、日本人と外国人の交流の拠点である「しんじゅく多文化共生プラザ」の利用者や地域に住む方、NPO、外国人支援団体、ボランティア等がネットワークづくりを進める新宿区多文化共生連絡会。

会場となった大久保公園には、世界各国で親しまれる屋台料理が集結。韓国のトッポギ、メキシコのタコス、ミャンマーの焼きビーフンなどが販売され、各国の個性あふれる味を食べ比べるグループの姿も。
また、ステージでは世界の歌や踊りが披露された。特に注目を集めたのが、K-POPのライブ。新大久保発のグループとして人気が高い「SOS」と「SEED」が登場すると、集まった大勢のファンから歓声が沸き上がり、ステージは熱気に包まれた。
ほかにも、現在のミャンマーに存在していたパガン王朝時代の衣装を着た小・中学生の姉妹が、ミャンマーに伝わる踊りと楽器演奏を披露。伝統楽器のたて琴と竹琴で「上を向いて歩こう」を演奏すると、やさしい音色に合わせて歌詞を口ずさむ人の姿も見られ、来場者はさまざまな文化との触れ合いを思い思いに楽しんでいた。

大久保公園隣りの東京都健康プラザハイジア(歌舞伎町2-44-1)では、1階アトリウムに、友好都市の子どもたちが描いた絵画などを展示。11階の「しんじゅく多文化共生プラザ」には、多文化共生について学ぶクイズラリーや、韓国の民族衣装や日本の浴衣等を体験できるコーナーを設置した。

また、大久保公園内のスポーツ広場では、ブラインドサッカー(視覚障害者のスポーツ)体験も実施。これは、障害者や高齢者と健常者が助け合いながらともに暮らしていく「ノーマライゼーション」の考え方にも触れてもらおうと企画したもの。
来場した子どもたちもアイマスクを着けてサッカーに挑戦し、障害者への理解を深めた。多文化共生に限らず、さまざまな視点から「共生」について考え、学べるイベントとなった。

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しんじゅく多文化共生プラザ 電話03-5291-5171