温もりいっぱいの本を被災地へ
新宿区内で本の仕分け作業

最終更新日:2011年8月11日

写真:本の仕分け作業
写真:仕分け中の本
写真:区長と学生ボランティア
新宿区の旧西戸山第二中学校(高田馬場4-36-12)で、絵本などの児童書・コミックス・雑誌・文学書など約7,000冊の仕分け作業が行われている。

これらの本は東日本大震災の被災地で避難所生活をおくる方たちに本を読む環境を提供しようと、<大震災>出版対策本部(社団法人日本書籍出版協会(袋町6)・社団法人日本雑誌協会(千代田区神田駿河台1-7)・財団法人日本出版クラブ(袋町6))の呼び掛けにより各出版社から寄贈されたもの。この活動に賛同した新宿区町会連合会(会長:大崎秀夫)の働きかけで、新宿区(区長:中山弘子)が本の保管場所を提供した。
同校体育館には、避難所であった旧グランドプリンスホテル赤坂(千代田区)に6月29日まで開設されていた図書室「虹のライブラリー」で貸し出されていた本も集められている。

10日には中山区長が作業中の同校体育館を訪れ、「皆さんの温かみがつまった本は被災地でもきっと喜ばれるはず」と、猛暑の中、冷房設備のない体育館で汗を流しながら作業に励む学生ボランティアを激励した。

日本出版クラブの担当者は、「この活動を通して、本が人に与える力を改めて感じた。多くの文化人が暮らし出版文化が根付くまち新宿から、本を送り出せることを光栄に思う」と話してくれた。

今後、貸し出しのためのシール貼りなどを終えた本を、本棚とともに岩手県陸前高田市に送り、「虹のライブラリー」を開設するなど、被災地を支援していく。

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