新宿の環境学習応援団「まちの先生見本市」
環境学習発表会を同時開催

最終更新日:2011年2月5日

写真:環境学習発表会
写真:まちの先生見本市
写真:これまでの見本市の展示
今日5日、東戸山小学校(戸山2-34-2、校長:國分重隆)で、「第10回まちの先生見本市」を開催した。主催はNPO法人新宿環境活動ネット(代表理事:﨑田裕子)。
 
この見本市は環境活動の啓発に積極的に取り組む事業者・NPO・行政機関などの「まちの先生」と、教育現場の「学校の先生」や子どもたち・地域に住み働く人たちが世代を超えて交流し、「環境に配慮した暮らしを考える」「地域と学校の連携による環境学習の時間をより豊かにする」きっかけとなるよう、平成14年から毎年開催している。

今日は、東戸山小の廊下やホールを「ライフスタイルゾーン」「ネイチャーゾーン」「エネルギーゾーン」「3Rゾーン」の4つのエリアに分類。環境に配慮した活動を進める約60団体が、環境クイズ・体験型ワークショップ・相談コーナーなどさまざまな方法で環境への取り組みを紹介した。また、10回目を記念し、地域に根付いた環境学習の軌跡をたどることができるよう、これまでの見本市の資料や写真を体育館に展示した。

また、区教育委員会の主催で「環境学習発表会」を同時開催した。
区内の小・中学校での環境学習の内容をまとめた作品等を展示したほか、淀橋第四小・落合第六小・東戸山小の児童が日ごろの学習の成果を発表した。

淀橋第四小のテーマは「エコ博士とともに考える『ゴミダイエット作戦』」。リユース(再利用)の方法を考え、「古着からバッグ」「小さくなった消しゴムから判子」「余った毛糸からエコたわし」を作ったことなどを、失敗談や課題を交えて発表した。
落合第六小は「キッズISO」での取り組みを紹介。環境のために自分たちができる「小さなエコ」について発表し、「日ごろの小さな無駄遣いが将来に大きな問題を引き起こします。皆さんも一緒に考えましょう」と訴えた。
最後に、東戸山小の4~6年生が各学年に分かれて発表した。6年生は、学校を囲む「東戸山の土手」の研究内容を発表。土手の様子をステージいっぱいに広がる大きな絵にまとめ、土手の歴史・四季の移り変わり・新宿では珍しい植物「オニグルミ」などを紹介した。

あいさつした東戸山小の國分校長は、変わりゆく自然の姿の一例として、かつて戸山地域に数多く生息していた「ツマキチョウ」を紹介。環境問題を考えるきっかけとして、日ごろから足元の自然に目を向ける心を持つことが大切であるとして「未来を生きる皆さんに期待しています」と子どもたちに呼び掛けた。

本ページに関するお問い合わせ

まちの先生見本市
環境対策課エコライフ推進係 電話03-5273-4267
環境学習発表会
教育政策課企画調整係 電話03-5273-3074