新宿中学校でエネルギー講座を開催

最終更新日:2011年1月18日

写真:ショートの実験
写真:延長コードの製作
写真:製作した延長コードの安全確認
1月18日(火)、新宿中学校(新宿6-15-22、校長:内田斎)で、東京電力株式会社と連携した出前授業「エネルギー講座」を開催し、同校の2年生が参加した。

今回で6回目となるこの講座は、電気の安全な使い方やエネルギーへの転換と利用方法等を学ぶことを目的に、平成17年の開校以降、技術の授業の一環として毎年実施している。講座では、過剰な電力の消費が地球環境に与える影響についても触れ、環境問題を身近に考える場にもなっている。

講師は東京電力の社員。まず、身近で最も便利なエネルギーである「電気」について、発電方法やその仕組みを説明した。原子力発電の説明では、模型を使って実験を実施。ウランの核分裂から発生した熱が水を一気に沸騰させ、大量に発生した水蒸気がタービンを高速回転させる様子に、生徒は真剣に見入っていた。
また、化石燃料を使用した発電が二酸化炭素を過剰に生み出し、地球温暖化の要因となっていることを説明。家電を使うときの簡単な節電方法を紹介し、「環境を守るために、身近にできることから取り組んでいきましょう」と呼び掛けた。

その後、生徒たちは学習用教材を使って延長コードの製作に挑戦した。
製作の前には、誤った配線接続等で起こる短絡(ショート)の実験が行われ、実際に炎が出る場面が再現された。ショートの危険性を目の当たりにした生徒たちのニッパーを握る表情は真剣そのもの。「線が切れた」「反対に巻いてしまった」という生徒たちに、講師が一つ一つの手順を丁寧に教え、最後に、ドライヤーをつないで作動を確認した。自分で作った延長コードの安全を確認した生徒たちは、ほっとした表情を見せていた。

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