新宿区産業振興フォーラムを開催
「活力ある産業が芽吹くまち」をめざして

最終更新日:2010年10月18日

写真:坂本教授による基調講演
写真:パネルディスカッションの様子
新宿区(区長:中山弘子)は、今日18日、四谷区民ホール(内藤町87)で「「活力ある産業が芽吹くまち」をめざして~新宿区産業振興基本条例を考える 」と題した「平成22年度新宿区産業振興フォーラム」を開催し、新宿区を拠点とする中小企業の代表者など約160人が参加した。新宿区産業振興基本条例は、区内産業のより一層の活性化を目指すため、産業振興に関する基本的な考え方を示すとともに、産業振興における事業者・商店会・区民・区等の役割を明らかにし、持続的に施策の展開や課題の解決を図っていくための指針となるもので、23年4月施行を目指し、現在パブリック・コメントにより条例の内容への意見を募集している。

中山区長は、開会にあたり「新宿は多くの産業が集積しており、私たちの生活と密接に結びついています。産業振興基本条例の制定に向け、フォーラムに参加していただいた方のご意見も踏まえて、今後のあり方を検討していきたい」と挨拶した。

第1部は、「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者の坂本光司法政大学大学院政策創造研究科教授が「今後求められる価値ある企業とは」と題した基調講演を行った。坂本さんは、不況の中でも業績を上げている企業の実例とともに、良い会社の条件を挙げ、経営者の意識改革の重要性を強調した。「新宿区内には、よい条件にあてはまる企業が多いと思うので、今後もがんばってほしい。」とメッセージを伝えた。

第2部は「新宿区産業振興基本条例に期待するもの」と題したディスカッション。植田浩史慶應義塾大学経済学部教授がコーディネーターを務め、講師の坂本さん、関幸子理事長(NPO地域産業おこしに燃える人の会)、藤田明男代表理事(東京中小企業家同友会)、渡邉裕晃代表取締役((株)サムスル)、中山区長が「今後の新宿区の産業振興や、区内の産業・企業のあり方」について議論を交わした。

会場では、地場産業の染色、印刷・製本業のほか、楽器製造・販売業等の集積などをパネル展示やDVD放映により紹介した。

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