稲荷鬼王神社で「赤い鳥」表紙絵を展示
歌舞伎町の文化を紹介

最終更新日:2010年9月10日

写真:赤い鳥表紙絵の展示
写真:映画資料の展示
写真:赤い鳥社が刊行した本の挿し絵「犬のお芝居」
新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2―17―5)で、児童文学誌「赤い鳥」全号の表紙絵や赤い鳥社の刊行物を展示している。
 
鈴木三重吉が創刊し、芥川龍之介や北原白秋らが作品を掲載、近代児童文学・児童音楽に大きな影響を与えたと言われる「赤い鳥」。その「赤い鳥社」が歌舞伎町二丁目(当時の西大久保)にあったことから、先代宮司が雑誌を創刊号から保管。昨年から表紙絵を展示している。2回目の展示となる今回は、赤い鳥社が刊行した本の挿し絵も展示。19日(日)には、赤い鳥社が広めた童謡を歌う催しも企画している。

また、昭和初期に神社に隣接していた映画館「大久保館」にちなみ、戦前・戦後のポスターやパンフレットといった映画資料もあわせて展示する。

宮司の大久保直倫さんは、「歌舞伎町という土地が、映画や児童文学にもゆかりの深い場所であることを多くの人に知ってもらうことで、新宿により一層の興味を持ってもらいたい」と話している。

展示は9月20日(祝)まで。見学自由。

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稲荷鬼王神社 電話03-3200-2904