「神田川親水テラス」を8月21日まで開放中
神田川をもっと身近に

最終更新日:2010年8月13日

写真:神田川親水テラス
写真:水中で生き物調査
写真:川の流れを体感
新宿区(区長:中山弘子)は、神田川の流れや水辺を実際に感じて、川により親しみを持っていただこうと、8月7日から「神田川親水テラス」と周辺の河床を開放している。

区の外周を取り巻く神田川は、新宿の水とみどりの骨格であるとともに、新宿の伝統産業・染色業が神田川沿いに発展し、現在まで受け継がれてきたことから、歴史と文化を伝える大切な水辺空間。平成4年にアユの遡上が確認されて以来、区では「水とみどりの散歩道」の整備や区民参加の川と親しむクラブ「神田川ファンクラブ」等を通して、神田川と区民をつないできた。

神高橋そばの神田川親水テラスは、洪水防止のために東京都が行った河川改修に合わせて区が21年度に整備したもので、長さは約11m。高い護岸があり近付くことができなかった神田川をより身近に感じてもらおうと、今回初めてテラスを一般開放した。テラスまでは、戸塚地域センター(高田馬場2-18-1)そばの階段を使って降り、長靴等を着用すれば、周辺の河床に入って、川底の生物や水草に触れることもできる。

開放初日の8月7日は、親子連れや小学生のグループなど77名が参加。以降、区内外から多くの方が訪れ、連日にぎわいを見せている。
水中にはエビやドジョウなどが生息し、網を持った子どもたちは生き物調査に夢中。猛スピードでコイが上流にのぼる場面も見られ、来場者は魚の動きの速さに驚いていた。また、テラスに腰掛けて川の流れを眺めるなど、思い思いに自然との触れ合いを楽しんでいた。
お子さんと来ていた区内在住の女性は、「以前から子どもと神田川に入ってみたいと思っていたので、貴重な体験ができました。水はきれいで風も涼しく、気持ちがいいですね。監視員がいるので子どもも安心して入れます」と話してくれた。

親水テラスは21日まで一般開放する。また、17日~20日には、小学生向けの神田川を知る「調査・実験」イベントを、戸塚地域センター内の「神田川ふれあいコーナー」で開催する。まだ若干名の参加が可能。

■神田川親水テラスの開放
開放日時 8月21日(土)まで午前10時~午後3時(雨天中止)
開放区域 神田川親水テラス(戸塚地域センターそば)と周辺の河床(JR山手線高架下~神高橋の約50mの区域)
※晴天でも川の水量や流れの速さ等の状況で中止することがあります。
※事前申し込みは不要です。小学3年生までは保護者同伴でお越しください。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 みどり土木部-みどり公園課
電話:03-5273-3924