新宿歴史博物館特別展「酒井忠勝と小浜藩矢来屋敷」

最終更新日:2010年7月14日

絹本着色酒井忠勝肖像画(酒井家蔵)絹本着色酒井忠勝肖像画(酒井家蔵)
酒井忠勝所用黒絲威桶側二枚胴具足(酒井家蔵)酒井忠勝所用黒絲威桶側二枚胴具足(酒井家蔵)
「解体新書」初版本(小浜市立図書館蔵)「解体新書」初版本(小浜市立図書館蔵)
新宿歴史博物館(三栄町22)では、7月17日(土)から特別展「酒井忠勝と小浜藩矢来屋敷」を開催する。

新宿区矢来町には、江戸時代に若狭国(福井県)小浜藩の下屋敷が一帯にあり、屋敷の周囲に竹矢来をめぐらせていたところから「矢来屋敷」と呼ばれ、このことが町名の由来となっている。
初代藩主酒井忠勝は、「予の右腕」と言われるほど、3代将軍徳川家光から大きな信頼を得ており、庭園や茶室が設けられた矢来屋敷への家光の御成りは100回を超えた。屋敷内には江戸詰の藩士も居住し、「解体新書」を著した蘭学者杉田玄白は、この屋敷内で生まれている。区立矢来公園(矢来町38)には、杉田玄白生誕の地を示す碑がある。

今回の特別展では、小浜藩酒井家に伝わる甲冑(かっちゅう)、古文書のほか、忠勝ゆかりの茶道具、「解体新書」初版本、矢来町遺跡の発掘出土品など、多彩な資料を展示する。8月14日(土)・9月11日(土)には、「大老になろう!」と題し、甲冑や裃(かみしも)の試着ができるミュージアム・ツアー(14時~15時30分)も企画している。

■ 特別展「酒井忠勝と小浜藩矢来屋敷」概要
【日時】7月17日(土)~9月19日(日)9時30分~17時30分
土曜日は20時まで(入館はそれぞれ30分前まで)
7月26日、8月9日・23日、9月13日の月曜日は休館
【会場】新宿歴史博物館(三栄町22)地下1階企画展示室(期間中展示替えあり)
【観覧料】300円(常設展とのセット券は500円)
団体割引(20名以上)は1名150円、中学生以下は無料

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新宿歴史博物館 電話03-3359-2131