新宿歴史博物館所蔵資料展「牛込神楽坂の文士たち」

最終更新日:2010年5月19日

尾崎紅葉尾崎紅葉
堀潔「牛込神楽坂」堀潔「牛込神楽坂」
新宿歴史博物館(三栄町22)では、5月22日(土)から、所蔵資料展「牛込神楽坂の文士たち」を開催する。

神楽坂周辺には明治以降、尾崎紅葉、泉鏡花、北原白秋、島村抱月、松井須磨子など多くの文士が住み、活躍した。今回の展示では、文士たちの足跡を博物館所蔵の書軸、書簡、著作などから紹介する。主な展示として、尾崎紅葉は草稿「悪停車場記」「元禄三人形」、葬儀の様子を写した写真「阿免乃安渡」など、泉鏡花は短歌短冊、書籍「高野聖」など、北原白秋は「白秋童謡読本」など。
また、神楽坂五丁目にあった行元寺跡からの出土品、歌川広重の錦絵「牛込神楽坂」、江戸の地誌「江戸名所図会」なども展示し、神楽坂の歴史やまちの魅力を紹介する。
さらに、紅葉が尊敬していた江戸の文人・大田南畝の「狂歌・漢詩貼交屏風」、牛門とも称された儒学者・萩生徂徠の詩稿巻物、堀潔の水彩画「牛込神楽坂」「神楽坂バナナたたき売り」、古老の記憶図「大正時代の神楽坂通り」など、貴重な資料も展示する。

■「牛込神楽坂の文士たち」概要
【日時】5月22日(土)~7月4日(日)9時30分~17時30分(入館は17時まで)
5月24日、6月14日・28日の月曜日は休館
【会場】新宿歴史博物館地下1階企画展示室(三栄町22)
【観覧料】無料(常設展示は有料)

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新宿歴史博物館 電話03-3359-2131