景観まちづくりシンポジウムを開催します
東京の景観の未来像、その方向性を新宿で考える

最終更新日:2010年5月11日

新宿区(区長:中山弘子)は、5月13日(木)、美しい東京をつくる都民の会(会長:進士五十八)との共催で、景観まちづくりシンポジウム「東京の景観2010 IN 新宿」を開催する。

たくさんの人が住み、働き、学び、訪れるまち新宿。新宿御苑や明治神宮外苑の貴重な緑をはじめ、西新宿の高層ビル群、世界有数の繁華街・歌舞伎町や地域の風情ある商店街、閑静な住宅街など、多様な地域資源が個性豊かな景観を形成している。一方、経済性や効率性を重視した建築行為で、まちの特性や歴史を体現してきた個性的なまちなみは徐々に失われてきた。
こうした中、区では平成3年に「景観まちづくり条例」を制定し、潤いのある豊かな生活環境や、にぎわいのある楽しいまちを創造するため、歩く人にやわらかな都心景観をつくることをテーマに景観形成を進めてきた。平成16年の景観法施行を受けて、20年7月には都心区初の景観行政団体となり、「景観まちづくり計画」と10地区72エリア別の「景観形成ガイドライン」を策定。区と事業者が建築物のデザイン等を協議する景観事前協議制度をより充実させることで、地域の景観特性を生かしたきめ細やかな景観誘導に取り組んでいる。

今回のシンポジウムでは、「東京の景観・3つの視点」と題し、「生活風景」「再開発が作り出す風景」「建物の高さと生活」などの視点から研究発表が行われるほか、トークセッション「緑のある風景」では、東京の景観の未来像を参加者とともに考える。参加を希望する方は、当日直接、会場へ。無料。

■ 景観まちづくりシンポジウム概要
【日時】5月13日(木)午後2時~4時30分
【会場】新宿文化センター小ホール(新宿6-14-1)
【内容】研究発表「東京の景観・3つの視点」(関口信行/台湾國立聯合大學、明田川香住/美しい東京をつくる都民の会事務局長、青木いづみ/同会運営委員)、トークセッション「緑のある風景」(進士五十八/新宿区景観まちづくり審議会会長・農学博士、中山弘子/新宿区長、司会:岸ユキ/女優)

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