地球環境保全のための協定を 沼田市と結びます

最終更新日:2010年3月5日

新宿区(区長:中山弘子)と群馬県沼田市(市長:星野已喜雄)は、明日3月6日(土)、地球環境保全の連携に関する協定を締結する。協定締結は、20年2月の長野県伊那市に続き2か所目となる。

温暖化の原因と言われる二酸化炭素(CO2)排出量が地球規模で増加している中、区では、平成18年2月に区内のCO2排出量の削減目標を定めた「新宿区省エネルギー環境指針」を策定。指針では、平成22年度のCO2排出量を、平成2年度と比べて5%の増加に抑えることを目標としているが、18年度には10.3%も増加し、22年度までに13万トンの削減が必要と、目標の達成は非常に厳しい状況にある(23区標準算定手法による)。

また、20年2月には環境基本計画を改定。地球温暖化対策・ヒートアイランド対策を強化し、区内のCO2排出量削減に向けての取組みを進めるとともに、区外の森林保全で増加したCO2吸収量を区内のCO2排出量から相殺するカーボンオフセットの仕組みづくりにも重点的に取り組んできた。

今回の協定は、区が水源として恩恵を受ける利根川上流域に貴重な自然を有し、イベント等で交流もある沼田市と連携し、森林保全によるCO2の吸収量増加とともに、自然体験学習の実施や住民相互の交流拡大を目的としており、相互協力について、森林整備の強化が必要な沼田市の合意を得た。

22年度から、沼田市内の植林や下刈り等の整備事業を支援し、健全な森林の育成を促進することでカーボンオフセットを進めるほか、区立環境学習情報センターの地球温暖化対策事業の一環として、沼田市内に開設する「新宿の森 沼田」を活用した植林・下刈り等の体験学習事業を実施する。

6日は新宿区長・沼田市長が出席し、午前11時から沼田市保健福祉センター(沼田市東原新町1801-72)で協定の調印式を実施。両区市の連携事業を紹介するプレゼンテーションを行うほか、区長・市長が会見する。

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新宿区 環境清掃部-環境対策課
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