ごみ減量シンポジウムを開催
~新宿発「エコなくらし」を始めよう

最終更新日:2010年1月16日

写真:中西さんの基調講演
写真:パネルディスカッション
写真:パネル展示
今日16日(土)、新宿区(区長:中山弘子)は、新宿文化センター(新宿6-14-1)で、「ごみ半減・リサイクル倍増を実現するために~新宿発「エコなくらし」を始めよう~」と題して、ごみ減量シンポジウムを開催した。

新宿区では、循環型社会の構築に向けて、平成29年度までの10年間でごみ量を半減し、資源化率を倍増する「ごみ半減・リサイクル倍増」を目標に掲げている。今回のシンポジウムは、この目標を実現するために、区民・事業者・区がどのような「エコなくらし」を築いていけばよいのかを一緒に考えるもので、区民や区内小売店などの事業者・区民団体など約100名の方が会場を訪れた。

開会にあたり、中山区長は「皆さんが当事者として「エコなくらし」を考え、生活の中でのごみの減量を一歩ずつ進めていただきたいと考えています」とあいさつした。

始めに中西哲生さん(スポーツジャーナリスト・元プロサッカー選手)の基調講演「スポーツとエコなくらし」が行われた。中西さんはスポーツには「食」が重要ということで、食品廃棄物・食品ロスの減量を提言。また自身がクラブ特命大使を務める川崎フロンターレでの、選手とサポーターが一緒に行う清掃活動などのエコな取り組みを紹介した。

講演の後は、崎田裕子さん(ジャーナリスト・環境カウンセラー)をコーディネーターに、中西さん・永井祐二さん(早稲田大学環境総合センター主査研究員)・中沢寿子さん(生活協同組合コープとうきょう理事)・衣川信子さん(新宿環境リサイクル活動の会副会長)・区職員が、パネルディスカッションを行った。容器包装の削減など、ごみの減量方法について、「売る側・買う側」などそれぞれの立場から意見を交換。中沢さんが事業者として「消費者の方々は資源の分別・リサイクルには高い関心を持っている。しかし、その結果作られたエコリサイクル商品の関心はまだまだ低い。もっと高める必要がある」と提言するなど、さまざまな議論が交わされた。最後に崎田さんが「まず自分の足元である生活や仕事から、エコに取り組む意識を変えていき、まわりに情報発信する。そんな小さなことから社会全体の環境に対する意識が変わるのでは」とまとめた。

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新宿区 環境清掃部-ごみ減量リサイクル課
ごみ減量計画係 電話03-5273-3318