家族の思い出とともに 歌舞伎町の神社で「家庭のお雑煮」75点を展示

最終更新日:2009年12月25日

写真:お雑煮のレプリカ
今日25日から、新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)で、写真や模型によるお雑煮が展示されている。

展示は、稲荷鬼王神社の宮司である大久保直倫さんが企画したもの。「神社で供えるお雑煮がどんなものか知りたい」という参拝者等の声を受けて、平成18年の暮れに神社のお雑煮のレプリカを作成して展示したことからはじまり、翌年からは「家庭のお雑煮」を写真で紹介している。
展示されているお雑煮は、近隣の家庭や地域で働く人を中心に集めたものや、昨年までの展示を見た人が寄せてくれたものなど75点。寄せられるお雑煮の数も年々増えている。大久保さんによれば、「写真をお持ちになる多くの方が『わが家のお雑煮はいたって普通』とおっしゃいますが、その内容は実にさまざま」という。青菜とお餅だけのシンプルなものからユリの根やブリ、エビを入れたお雑煮まで、その組み合わせは、見る人を楽しませてくれる。
また、写真には「お正月は夫であるわたしが雑煮をつくり、妻が少しでも休めるようにしている」「毎年これを食べると故郷を思い出す」といった、お雑煮に関する一言も添えられている。
大久保さんは、「珍しいお雑煮を集めているわけではありません。ご自身の家庭と似ているお雑煮を探したり、知らないお雑煮に興味を持ったり、家族や大切な人について考えるきっかけにしていただければ」と話している。

○家庭のお雑煮写真展示
12月25日(金)~1月12日(火)終日 場所:境内
○お雑煮の模型展示
12月25日(金)~1月12日(火)午前9時~午後5時 場所:境内
※ 元旦~1月3日(日)は社殿内に展示

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稲荷鬼王神社 電話03-3200-2904