地域力向上プロジェクトを開催
地域のつながり デザインしていますか

最終更新日:2009年12月5日

写真:卯月教授の基調講演
写真:シンポジウムの様子
写真:会場の様子
新宿区(区長:中山弘子)は12月5日、地域教育フォーラム「地域力向上プロジェクト・地域のどんなつながりをデザインしていますか」を若松地域センター(若松町12-6)で開催した。子どもの保護者、地域で子育て支援活動に携わる方など約50名が参加した。

今回のフォーラムは、区内で行われている子育て支援や子どもの健全育成に関する活動を紹介するとともに、活動の意義や今後の活動へのヒントを広く発信していくもの。シンポジウム、パネル展示を通して、人と人とのつながりや団体相互のつながりの輪を広げ、力を合わせて地域に関わっていくことを進めていこうと企画した。

初めに、卯月盛夫・早稲田大学教授が「つながり作りの実践」をテーマに基調講演を行った。「参加型コミュニティ作りで重要なのは、お金よりも時間をかけて話し合いを進めていくこと」と、新宿区のしんかいばし児童遊園ときりん公園の改修を例に、地域とのつながりを築くことが事業の活性化につながることを紹介した。
続くシンポジウムでは、地域活動によってつながり作りを実践している小津真知子さん(戸山あそび場代表)、小野田剛さん(愛日小学校PTA会長)、千野ますみさん(早稲田少年少女合唱団)、原豊子さん(柏木地区青少年育成委員会)が、各々の活動事例を紹介した後、卯月教授や会場からの質問に答えながら「最初は参加してくれた子どもとのつながりが生まれ、やがてその子の保護者とのつながりへと広がっていった」、「団体の運営に、少しずつ新しい人に関わってもらい、常に子育て世代の人の意見が聴けるようにすることが大切」などつながり作りの必要性と意義について語った。

最後に卯月教授が「地域団体が横につながっていて、縦割りになりやすい行政の立場をつなぐということが必要。そのときに問われてくるのが地域の結束力になる」とまとめた。

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