清掃車にハイブリッド車を導入

最終更新日:2009年11月6日

写真:ハイブリッドごみ収集車
新宿区(区長:中山弘子)は、11月から、新宿清掃事務所(下落合2-1-1)にハイブリッドディーゼル仕様のごみ収集車(小型プレス車)を3台導入した。環境負荷の低いハイブリッド車をごみ収集車両に導入するのは、新宿区で初めての試み。

温暖化の原因と言われる二酸化炭素(CO2)排出量が地球規模で増加している中、区では平成18年に区内のCO2排出量の削減目標を定めた「新宿区省エネルギー環境指針」を策定している。指針では、平成22年度のCO2排出量を、平成2年度と比べて5%の増加に抑えることを目標としているが、18年度には10.3%も増加し、達成は非常に厳しい状況にある。
区では、新たな温暖化対策として、昨年2月に友好提携都市の長野県伊那市と締結した「森林保全による地球環境保全のための協定」に基づき、今年度から、伊那市の市有林で約30ヘクタールずつ5年間に渡って間伐等の整備をしていくカーボンオフセット事業をスタート。区外の森林保全等によりCO2の吸収を促進し、区内のCO2排出量から相殺(カーボンオフセット)することにも取り組んでいる。

今回、CO2排出量の抑制効果が期待できるハイブリッドディーゼル車を稼動させることで、CO2排出量削減に少しでも寄与するとともに、区の環境保全への取組みを、区民の方にもよりアピールしたいという思いを込めて、車体に「Hybrid」の塗装を施している。
区では、今後も低炭素社会の実現に向け、更新時期が到来する清掃車両から、順次CO2削減に効果的な車両に更新していく予定である。

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新宿区 環境清掃部-新宿清掃事務所
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