新宿区文化芸術の振興に関する懇談会の区長報告会を開催
~「私たち」で取り組む文化芸術創造

最終更新日:2009年10月27日

写真:集合写真
写真:高階会長が報告書を中山区長に提出
写真:報告会の様子
新宿区文化芸術の振興に関する懇談会(会長:高階秀爾西洋美術振興財団理事長)は、10回にわたる懇談会での検討結果を取りまとめ、今日、27日、中山弘子新宿区長に報告した。

区では、現在、新宿区基本構想や総合計画で、めざすまちの姿として「『新宿力』で創造する、やすらぎとにぎわいのまち」を定めている。このめざすまちを実現していくためのまちづくりの基本目標の一つが、「文化芸術創造のまち 新宿」であり、「文化芸術創造のまち 新宿」の実現を図るための基本的な指針として、(仮称)文化芸術基本条例(平成22年4月1日施行予定)の制定を目指した取組みを進めている。
条例制定に当たり、文化芸術振興の基本的考え方や、今後の文化芸術振興の取組みの方向性についての考え方を取りまとめるため、区民、地域団体・学校・企業等の代表、学識経験者、区職員等、多彩な分野の13名で構成する懇談会は、平成20年12月の設置以降、多くの文化芸術団体へのアンケート調査・インタビュー調査を行い、様々な区内の文化芸術施設を訪れ、検討を重ねてきた。

懇談会の報告書では、条例の素案とともに、「『私たち』で取り組む文化芸術創造」をキーワードに、区民・団体・学校・企業・行政など文化芸術の担い手になり得るすべての主体が力を合わせて、文化芸術を振興していくための21の提言と区の文化芸術の拠点である新宿文化センター(大ホール定員1,802名)に対する7つの提言がされている。
報告書の提出にあたり高階会長は、「懇談会では大変熱心に、また、充実した議論を行い、メッセージ性の高い条例素案をまとめることができた。区長にはぜひ先頭に立っていただき、文化芸術創造のまちづくりを進めていただきたい」と思いを語った。区長も、「文化芸術は、人々の暮らしを豊かにしてくれるもの。素晴らしい報告書とともに、区も大きな役割をいただいた。ぜひ役割を果たすとともに、文化芸術の力で、元気がでるまちづくりを進めていきたい」と応じた。

提出された条例素案は、12月にパブリックコメントを実施した後、平成22年第1回新宿区議会定例会に条例案として提案していく予定である。
報告書は、文化観光国際課などで閲覧できるほか、新宿区ホームページで公開する。

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