歌舞伎町の神社で出会う「昭和の新宿」

最終更新日:2009年10月15日

写真:都電が走る靖国通り
写真:力道山出演のテレビ広告
14日から、新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)では「昭和の時代展」を開催している。

この展示は、神社の行事「恵比寿祭(べったら祭)」の時期に合わせて5年前から開催しているもの。
展示されている資料は、昭和20~50年代の新宿区内の写真、昭和30年代の歌舞伎町近辺の住宅地図や航空写真、戦時中の広告、プロレスラー力道山が登場する高度成長期の広告など、当時の世相をうかがい知ることができるものばかり。都電が走る靖国通りなど、懐かしい風景にも出会うことができる。
地域の方から写真や雑誌の寄贈が続き、展示数は年々増加。今では200点以上になった。この大量の資料を、宮司の大久保直倫(なおとも)さんが中心となって毎年展示している。

恵比寿祭当日(19日と20日)には、べったら漬けの販売やバザーが行われるほか、東京オリンピックの実況や怪獣ドラマの音源などを境内に流し、昭和ムードを盛り上げる。
大久保さんは「その時代を生きた人には懐かしく、知らない人には新しい発見があるのではないでしょうか」と話している。
展示は20日(火)まで。見学は自由にできる。

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稲荷鬼王神社 電話 03-3200-2904