稲荷鬼王神社で「赤い鳥」表紙絵を展示

最終更新日:2009年9月10日

写真:境内での展示
写真:「赤い鳥」創刊号表紙絵
新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)では、児童文学誌「赤い鳥」全号の表紙絵を展示、見る人を楽しませている。

鈴木三重吉が創刊し、芥川龍之介や泉鏡花、北原白秋らが作品を掲載、近代児童文学・児童音楽に大きな影響を与えたと言われる「赤い鳥」。その「赤い鳥社」が歌舞伎町二丁目(当時の西大久保)にあったことから、先代宮司が雑誌を創刊号から保管。今年の例大祭(9月12日・13日)に合わせ、初めてそのモダンな表紙絵を一挙に展示することとなった。
また、書・版画の展示や、映画館「大久保館」が隣接していたことから戦前・戦後のポスターやパンフレットといった映画資料の展示も行う。

宮司の大久保直倫(なおとも)さんは、「この歌舞伎町という土地が、映画や児童文学にもゆかりの深い場所であることを多くの人に知ってもらえれば」と話している。
展示は9月13日(日)まで。見学自由。

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問合せ:稲荷鬼王神社 電話03-3200-2904