東口を悪質な路上営業活動のない安全・安心なまちに 新宿東口環境浄化パトロール隊出動

　新宿東口商店街振興組合では、悪質な路上営業活動の排除に一丸となって取り組んでいこうと、新宿警察署の協力を得て「新宿東口環境浄化パトロール隊」を結成。パトロール初日の今日3日、出発を前に結団式を行った。

　この活動は、飲食店の客引き等を目的とした悪質なビラ配りや強引な勧誘が地域内で相次いでいることから、商店街の健全な発展と来街者の安全安心確保のために立ち上げたもの。警視庁ＯＢを中心に結成したパトロール隊と振興組合の理事が、月～土曜日の午後5時から9時30分まで地域を巡回して違法なビラ配りや勧誘には注意を促し、「悪質な路上営業活動の完全排除」を目指して自主警備パトロールを実施していく。また、地域内の営業店舗は自店舗前に限定して節度ある営業活動を行うよう「路上営業行動自粛」を宣言し、自店舗店頭以外の場所でのビラ・チラシ配布の自粛も申し合わせた。

　安与ホール（新宿3-37-11）で行われた結団式には、組合に加盟する新宿中央通り発展会・新宿双葉通り親和会・新宿武蔵野通り商栄会・新宿東南口親和会から約60名が参加。新宿東口商店街振興組合の安田眞一理事長が「パトロール隊の結成により、来街者にとって、新宿東口が安心して歩くことのできるまちにしたい」と、新たに始める活動への決意を表明した。出席した中山弘子新宿区長も、地域の力を結集して街をよくしていこうとする自主的な取り組みに、「この地域は多くの人たちが訪れる場所。パトロール隊がまちの健全度を維持することで、ますます安全で楽しいまちになることを期待しています」とエールを送った。
　結団式終了後にはパトロール隊が出発。「パトロール中」と書かれた制服を着用し、歩行者の通行を妨げる飲食店等の看板に対して撤去を要請。ビラ・チラシを配布している店には、自店舗店頭以外の場所での配布を自粛するよう要請した。この取り組みは22年1月まで行う予定。