子どもたちが理想のまちの姿を区長に提案 小・中学生フォーラムを開催

最終更新日:2009年7月14日

写真:フォーラム会場全体の様子
写真:子どもたちの発表
写真:子どもたちの発表
写真:子どもたちの発表
 新宿区(区長:中山弘子)は、13日~15日、区立小・中学校で、小・中学生フォーラムを開催している。
 このフォーラムは、小・中学生が区長を交えて話し合い、意見や要望を伝えるもの。子どもの意見を区の施策の参考にするとともに、子どもの施策への積極的な参加を目指している。

 今日14日は、大久保小学校(大久保1-1-21、校長:冨井正嗣)で、同校の6年生24名と中山区長が「大久保のつつじ」をテーマに意見を交わした。
 「大久保のつつじ」は、明治時代に「つつじの名所」と言われた大久保で栽培されていたつつじ。大正時代以降は宅地開発等の影響で衰退し、現在ではほとんど見られなくなっているが、創立130年となる同校の校章にもつつじが描かれており、子どもたちにとっても、なじみの深い花となっている。

 子どもたちは「大久保つつじで人がつながる街」を合言葉に、「まちにつつじを増やしてきれいなまちにしたい」「大久保つつじをたくさんの人に知ってもらい、まちの魅力にしたい」と、理想とする大久保のまちの姿を発表。これを実現するために「まず自分たちが大久保小でつつじを育てる」「マスコットキャラクター入りのクッキーやおまんじゅうを作る」など、子どもの視点で考えられた提案が発表されると、傍聴に訪れた保護者も興味深く聞き入っていた。
 子どもたちの提案に対して、中山区長は「まちをより良くしていくためには、皆さん一人一人の力が大切です。今回の提案を実現できるよう、みんなで具体的に考えていきましょう」と子どもたちに語りかけた。
 最後に、子どもたちは「自分たちのつつじを広めたいという考えを区長も持っていたのでうれしかった」「地域につつじが増えてみんなの心が穏やかになればいいと思う」と感想を話していた。

 フォーラムは、13日に牛込第三中学校(市谷加賀町1-3-1、校長:沼田浩紫)で「自然を大切にする循環型社会を目指して」をテーマに実施。明日15日は、戸塚第三小学校(高田馬場3-18-21、校長:水野久美惠)で「ゴミにかかわる環境美化」などのテーマで開催される。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 子ども家庭部-子ども家庭課
企画係 電話 03-5273-4260