新宿「みどりのカーテン」プロジェクト

最終更新日:2009年4月27日

写真:保育園の「みどりのカーテン」
写真:外山たらさんの講義
写真:会場の様子
写真:ゴーヤの苗を参加者に配布
 新宿区(区長:中山弘子)では、区民・企業・学校・行政が一体となって地球温暖化対策に取り組む事業として、平成20年度から、新宿「みどりのカーテン」プロジェクトを実施している。2年目の今年も、みどりのカーテン講座が始まった。

 「みどりのカーテン」とは、窓辺にゴーヤなどのつる性植物をはわせて日差しを和らげる自然のカーテンのこと。室温の上昇を抑えて夏の冷房使用を抑制し、省エネの実践につなげることが目的で、設置した場合のコンクリートの壁面温度は、設置していない場所に比べて3~7度も低いと言われている。

 昨年、区内の事業所や学校などの公共施設、個人宅にかかったみどりのカーテンは1,400枚以上。自宅で育てた自慢のゴーヤを持ち寄り食材とする料理教室も開催した。プロジェクトに参加した方からは、「ゴーヤを通して近所の方との会話が増えた」という声もたくさん寄せられ、温暖化の防止、身近に緑が増える、植物を育てる喜びを感じるなどの効果のほかにも、地域の交流という思わぬ収穫もあった。

 今日27日は、牛込箪笥地域センター(箪笥町15)で初めて参加する方向けの講座を開催。75名が参加した。みどりのカーテンの基本的な育て方を外山たらさん(NPO日本コミュニティーガーデニング協会会長)から学んだ後、1人2株ずつゴーヤの苗が配られた。後日、自宅に土・肥料・プランター・ネットが届き、それぞれがみどりのカーテンの育成を始める。参加者の一人は「環境に配慮しながら大切に育てたい。ゴーヤのおいしい実がなるのが今から楽しみです」と話してくれた。

 プロジェクトを手掛ける環境対策課では、「身近に始められる地球温暖化防止に向けた第一歩として、今年もたくさんのウリトモ(みどりのカーテンについて話せる友達)が増えれば」と期待を寄せている。
 区民の方、区内の事業所向けのみどりのカーテン講座は、「昨年の参加者向け」「初めての参加者向け」に分けて、5月まで区内の地域センターで開催する。

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