地域みんなの宝物「富久さくら公園」が誕生 「神田川・早稲田さくらまつり」も開催

最終更新日:2009年4月5日

写真:芝生広場(中央奥がサクラの木)
写真:富久小学校児童の和太鼓
写真:かまどベンチに座る女の子とお父さん
写真:サクラの下で乾杯
 晴天に恵まれた今日4月5日、新宿区(区長:中山弘子)は、新しい区立公園「富久さくら公園」(富久町21、4550.79㎡)を開園した。この場所は、もともと法務省などの公務員宿舎だった土地。地域の方々の強い希望で区がその一部を取得し、今回の新公園誕生となった。

 公園北側にあるサクラの老木(ソメイヨシノ・推定樹齢70年)は、毎年美しい花を咲かせる地域のシンボルとも言える存在。「サクラを残す」「地域の交流ができる(芝生広場 約1,700㎡)」「災害時に役立つ(主な防災設備:耐震性防火貯水槽100t、かまどベンチ2基、災害用トイレ3基ほか)」など、公園デザインのアイデアを出し合ったのは、周辺7町会の有志約30名が結成した「富久公園を考える会」。同会は、区と協働のワークショップを重ねて公園のプランを作成したほか、今後も公園サポーターの中心となって区とともに維持管理を行っていく。

 午後1時から行われた開園式では、富久小学校児童の和太鼓や新宿区役所つつじ連の阿波踊りが花を添えた。開園式後の公園は、料理や飲み物が並べられ「お花見の会」の会場に。地域の皆さんが乾杯し、新しい公園の誕生をお祝いした。

 今日は、区内西早稲田でも「神田川・早稲田さくらまつり」(主催:早稲田さくらまつり実行委員会)が開催され、満開のサクラを見ようと大勢の人が訪れた。

 午前10時半、鼓笛隊パレード(新目白通り・都電早稲田駅~面影橋駅間約500m)でまつりはにぎやかにスタート。沿道では焼きそばやお団子など、町会の皆さんによる模擬店がにぎわっていたほか、地元の日本語学校(ヨシダ日本語学院)が今年初めて出店。地域のイベントに参加することで生きたコミュニケーションをと、同校が町会に相談を持ちかけたことから今回の参加が実現した。アメリカ・韓国・スウェーデンなどから日本語を勉強しに来ている生徒さんたちが、かしわもちやいなりずしを販売した。
 訪れた人々は、神田川を覆うように咲く見事なサクラを写真に収めていた。

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