新宿の環境学習応援団~第8回まちの先生見本市開催

最終更新日:2009年2月21日

写真:こども環境教室
写真:C.W.ニコル氏の講演
写真:ふろしきであそぼう
写真:生ごみ堆肥実演講座
 2月21日(土)午前9時45分~午後3時30分に区立四谷小学校(四谷2-6)で、「第8回まちの先生見本市」が開催された。主催はNPO法人新宿環境活動ネット(代表理事:﨑田裕子)で、新宿区(区長:中山弘子)の共催。

 この企画は、学校の先生、指導者、環境学習に関心を持つ人たちと、地域の住民・事業者・NPO・行政など環境への取り組みや啓発活動を行っている「まちの先生」が出会い交流することで、「くらしを見直す」「事業を見直す」「地域と学校が連携して総合的な学習の時間をより豊かにする」などのきっかけづくりをサポートする。平成14年から始まった事業で、今回で8回目となる。

 四谷小学校の1~4階の教室を「ライフスタイルゾーン」「ネイチャーゾーン」「エネルギーゾーン」「3Rゾーン」に分け、約60の団体や個人(NPO・企業・市民グループ・大学・高校・新宿区など)が、環境に関する資料やパネル展示、環境クイズ、体験型ワークショップコーナー、相談コーナーなどを開設し、さまざまな手法を用い環境への取り組みをPRした。
 環境戦隊「新宿エコレンジャー」のショーや、小・中学生による環境討論会、マイCDケース制作、環境映画の上映、生ごみ堆肥実演講座、身近なものを使ったゲームなど、さまざまな企画が行われ、多くの人が参加した。

 また、同時開催として、午前9時45分~12時に新宿区教育委員会(教育長:石崎洋子)主催の「環境学習発表会」が行われた。市谷・愛日・早稲田・西戸山小学校の4~6年生たちが、学校での環境学習の取り組みを紹介した。市谷小学校の5年生のグループは、「Kid'sISO14000を通じて、自分たちの生活が地球の環境を脅かしていることを知りました。Kid'sISO14000に取り組み、家庭での省エネ、身近な省エネを心掛けて実行し、やれば成果が出ると実感しました。それをいろいろな人に知ってもらうため、環境新聞を作り、学校にはったり、近所のスーパーに配りました。みんなひとりひとりの生活を変えていく必要があるのです」と訴えた。

 発表の後は、作家のC.W.ニコル氏の講演「森から未来を見る」が行われた。人が木を切りそのまま放置した森を、豊かな森へと再生させているニコル氏の森を映像で紹介。「さまざまな種類の木、鳥・昆虫・小動物等たくさんの生き物がいて、そして、巨大で古い木がある。それが本当の森です」と、世界中の森を見てきたニコル氏の説明に皆、聞き入っていた。最後に、心や体に障害のある子どもたちが、この森に来て見せた「輝く笑顔」の写真をスライドで紹介し、観客たちの心を打った。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 教育委員会事務局-教育指導課
電話 03-5273-3084
まちの先生見本市:区立環境学習情報センター 電話 03-3348-6277