歌舞伎町の神社で見る「わが家のお雑煮」60種

最終更新日:2008年12月25日

写真:家庭のお雑煮写真
写真:家庭のお雑煮写真を見る人
写真:お雑煮の模型
写真:家庭のお雑煮写真
 今日25日から、新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)で、写真や模型によるお雑煮の展示が行われ、訪れる人を楽しませている。

 稲荷鬼王神社では、2年前から宮司の大久保直倫さんが企画し、神社のお雑煮(正月三が日の「お雑煮」、1月7日の「七草粥」、1月15日の「十五日粥」)の模型を作成して展示。昨年からは、「家庭のお雑煮」を写真で紹介する試みを始めた。

 展示しているお雑煮写真は、大久保さんが、近隣の家庭や地域で働く人を中心に集めたもののほか、昨年の展示を見た人が寄せてくれたものも含め、全部で61点。大久保さんによれば、「写真をお持ちになる多くの方が『わが家のお雑煮はいたって普通』とおっしゃいますが、その内容は実にさまざま」という。鶏肉・ダイコン・ニンジンといった一般的な具以外にも、ユリの根やブリ、スルメイカを入れるというお雑煮も。さらに、角餅派と丸餅派、野菜たっぷりの具だくさん派と青菜とお餅だけのシンプル派、お雑煮としてぜんざいを食べる家庭もあるなど、その組み合わせや食べ方は、見る人を楽しませてくれる。
 また、写真には「元旦は父親がお餅を焼き、母親がだしを作り子どもたちを起こしてくれた」「父の正月の朝酒を思い出す」といった、お雑煮に関する思い出も添えられている。

 大久保さんは、「珍しいお雑煮を集めているわけではありません。ご自身の家庭と似ているお雑煮を探したり、知らないお雑煮に興味を持ったり、家族や大切な人について考えるきっかけにしていただければ」と話している。

○家庭のお雑煮写真展示
 12月25日(木)~1月7日(水)終日 場所:境内
○お雑煮の模型展示
 12月25日(木)~1月7日(水)午前9時~午後5時 場所:境内
 ※ 元旦は、深夜0時~午前5時も展示 場所:社殿内

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稲荷鬼王神社 電話03-3200-2904