新宿歴史博物館開館20周年記念特別展 内藤清成と高遠内藤家展

最終更新日:2008年10月29日

写真:明珍の兜(みょうちんのかぶと)
写真:駿馬像(しゅんめぞう)
写真:唐松鶴図(からまつつるず)
 新宿歴史博物館では、開館20周年を記念して、11月1日(土)から「内藤清成と高遠内藤家展」を開催する。新宿の地名の由来となった「内藤新宿」にまつわる高遠藩内藤家の特別展で、名宝の数々を紹介する。

 内藤清成は、三河国岡崎生まれ。徳川家康・秀忠の2代の将軍に仕え、内藤家が大名となる基礎を築いた。内藤家は現在の新宿御苑を江戸中屋敷として保有し、信州高遠(現長野県伊那市)に3万3,000石を拝領して、幕末まで8代に渡り藩主を務めた。歴代藩主は書画を嗜み、藩校進徳館を設立するなど文芸にも関心を持った殿様として知られる。

 今回展示するのは、清成ゆかりの茶器、内藤家が代々伝えてきた古文書、国元の伊那市高遠町に残る書画・仏像など。初公開の絵巻もある。まさに「遺宝の参勤交代」。新宿の歴史を理解することのできる展示となる。

【日時】11月1日(土)~12月14日(日)午前9時30分~午後5時30分
 月曜日休館。月曜日が祝日のときは翌日休館
 金曜日と12月9日(火)~13日(土)は午後8時まで
【会場】新宿歴史博物館地下1階企画展示室(三栄町22)
【観覧料】一般300円、小・中学生100円
 (常設展とのセット券あり。小・中学生は土・日曜日、祝日等は無料)
【主催】財団法人新宿区生涯学習財団
【共催】新宿区・新宿区教育委員会・伊那市・伊那市教育委員会

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