「昭和の時代展」で懐かしい新宿が見えてくる

最終更新日:2008年10月15日

写真:昭和30年頃の靖国通り
写真:昭和初期の雑誌広告
写真:展示が行われている境内
 今日15日から、新宿区役所近くの稲荷鬼王神社(歌舞伎町2-17-5)で「昭和の時代展」が始まった。この展示は、神社の行事「恵比寿祭(べったら祭)」の時期に合わせて4年前から開催しているもので、神社が所蔵する映画パンフレットに掲載されていた、地元商店の広告を境内に展示したことから始まった。

 展示されている資料は、昭和20~50年代の新宿区内の写真、昭和30年代後半の歌舞伎町や大久保近辺の住宅地図や航空写真、戦前・戦中・戦後の雑誌や広告など、当時の世相や風俗をうかがい知ることができるもの約200点。以前の展示を見たという商店主や地域の方から写真や雑誌の寄贈が続き、展示数は当初の約100点から倍増。宮司の大久保直倫(なおとも)さんが中心となって毎年展示を行っている。
 展示は20日(月)までで、自由に見学できる。

 恵比寿祭当日(19日と20日)には、べったら漬けの販売やバザーが行われるほか、東京オリンピックの実況や当時の歌謡曲などを境内に流し、昭和ムードを盛り上げる。
 大久保さんは、「その時代を生きた人には懐かしく、知らない人には新しい発見があるのではないでしょうか」と話している。

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稲荷鬼王神社 電話 03-3200-2904